iPod shuffle研究所

2019/03/31(日)

レビューを見ると高評価が多く、気になっていたVolca drumを買ってみた。

NAMM 2019: コルグ開発チームが語る、ディープな“DSPリズム・マシン”、「volca drum」のすべて - ICON

本気のモジュラーシンセの世界にハマれるvolca modularと重低音がすごい強力なドラム音源volca drumが間もなく発売 | | 藤本健の "DTMステーション"

Korg Volca Drum review | MusicRadar
More than anything it’s just nice to play with a drum machine that goes beyond aping the same old ’80s drum boxes. For dance music producers, this is a must-try, particularly at this price.
Volcaシリーズを購入するのは2年半ほど前のVolca Kick以来だが、最近Volcaシリーズは旧製品も含めて全般的に値上がり傾向で、Volca drumも新品だとどこの店も16,000円(税込17,280円)になっている。
今回はオークションで2割ほど安く入手した。


届いたので早速いろいろ試してみたが、まず本体のヘッドホン出力では、音量を上げてもこのモジュールのパワフルな低音を出し切れないので、ミキサーにつないで外部のアンプを使用するほうが格段に良い。
本体だけで使うと、この出音を過小評価してしまうだろう。

そして、注目の音源エンジンだが、これは非常に遊び甲斐のある音源だ。
マニュアルには以下のようなブロック図が載っている。
Volca drumは同じ音源が6個搭載されており、その1つ(パート)ずつが2つのレイヤーから成っている。
なので、1レイヤーが音源の単位になるのだが、このマニュアルだとその中身がよく分からないので、書いてみたのが以下の図。
波形は5種類で、チョイスはいかにもドラムマシンぽく、ノイズ系3つと低周波系のSINと汎用のSAW。
それをピッチモジュレーションで変調し、EGで整形する。

EGは、パラメータはアタックとリリースのみ。
ピークが3つあるマルチピークがちょっと珍しい。
実際使ってみると、レートを高速にすればアタックを強調するのに使えるし、低速にすればタタタンとディレイ風に鳴らすこともできる。

波形、モジュレーション、EGの組み合わせは5×3×3で45通りになるが、これはSelectノブ一つで選択する。
ディスプレイを見ると、一見3×3×3のパラメータのように見えるが、実際はノイズ波形の表示(ディスプレイの右上部分)は波形の上に小さく「┌」「─」「┐」が表示されていて、3通りの表示ができるようになっている。
また、出力段にはエフェクタとしてビットクラッシャー、ウェーブフォルダ、オーバードライブがついている。
ちょっと変則的だが、これらのパラメータはシーケンサーのステップ入力モードの時だけ設定が行える。
つまり、ステップ入力モードは同時にエフェクト編集モードでもある、ということだ。

このエフェクト編集モードの時も、対象パラメータ(上記3種のエフェクタおよびPANとゲイン)はSelectノブで選択する。
これらのパラメータはMIDIからCCで変更できるので、パラメータ編集専用のアダプタを開発した人もいるようだ。

I've designed a small USB-powered board to control the "hidden" parameters of the new Volca Drum via MIDI CC : volcas

最終段には「ウェーブガイド・レゾネーター」という目新しいエフェクタが付いている。
このエフェクタは全パートで共有されており、パートごとにセンドレベルを指定できる。

「ウェーブガイド・レゾネーター」は

「String」(弦が振動するようなビヨヨヨンというような反響音が付加される)



「Tube」(管の中で反響するようなウワァーーーンというような反響音が付加される)

を選択でき、以下の3つのパラメータがある。

・BODY 楽器の筐体のようなイメージのパラメータ。反響音のキャラクタが変わる
・DECAY 反響の減衰速度。ディレイのFeedbackと似たようなもの。
・TUNE 反響のピッチなのだが、ディレイのDelay timeと似たような感じ。

「String」と「Tube」の選択は、ちょっと分かりにくいが、FUNC + 鍵11で行う。


ファクトリープリセットのデモをシンセと一緒に鳴らしてみたが、まるで埋もれることなく、強烈な個性を主張してくる。
Volca Beats、Sample、Kickと比べても最強のパーカッション音源かもしれない。



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2019/03/23(土)

microKORGには、2,000円ちょっとで購入できる純正のソフトケースがある。
これが割と評判が良いみたいなので購入してみた。

現在入手できるのはメッセンジャーバッグタイプのもの。(昔は手提げタイプもあったらしい)
SoundHouseで税込2,354円だった。

サイズは内寸:W600×H270×D80mm。
microKORGの幅は50cmなので、もともとちょっと大きめに作られているようだ。
microKORG以外にも、reface CSは幅が同じで奥行きはさらに小さいから余裕で入る。
また、DrumBrute(W418 x D276 x H40 mm)も何とか入った。

ソフトケースではあるが、クッション性もそこそこある。
単なる保管用ケースとしても良いかもしれない。

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2019/03/20(水)

先日購入したminilogue、いじりはじめて3日ほど経ったのでファーストインプレッションを書いてみる。

まあ発売から3年経っているわけで、今更なレビューではあるが。
ただ、ネット上のデモをいろいろ聴いてはっきりしたのは、先日発売されたminilogue xdはminilogueとは別物だ、ということだ。

カバーしている範囲はxdのほうが格段に広い。
VCOも多彩だし、フィルターから出てくる音がエネルギッシュなので、ゴリゴリしたベースや煌びやかなリードなど、モノシンセが得意とする音ではxdが良い。

一方miinlogueのフィルターは、設計者の意図通り、ポリフォニックで鳴らしたときに音の粒揃い感みたいなものがある。

フィルタのカットオフやレゾナンスはモジュレーションによって時間変化するので、複数の音を時間差で鳴らした場合、それぞれの音のフィルタの設定値は異なっている。
それを重ねているのだから、引っ込んだり目立ったりぶつかったりということがあるはずなのだが、miinlogueは不思議と調和感がある。
例えば私の持っている他のポリ・アナログシンセでは、DSI Mopho/Tetraはぶつかりまくりだし、αJunoはおとなしすぎでそもそもぶつかりようがないイメージがあるが、今のところminilogueはおとなしすぎずぶつからず、という中庸を得ている感じ。

これはフィルタの設定値ごとの音量変化や、カットオフを変化させたときの音色変化などを、どの程度の量にするかという調整の賜物だろう。
もちろんその代わり、どんな音を作っても「minilogueの音」という括りの範囲にはあるのだが、それはどのシンセでも同じだと思う。

あと、TIPS。

minilogueはマニュアルを見なくても、アナログシンセをいじったことがあればほぼ操作できる。
しかし、SHIFTボタンの使い方だけはマニュアルを見ないとわからない。

結構便利なショートカットが揃っているので、覚えておいて損は無いと思う。
特にチューニングは、起動時に行っただけではどうしてもずれてくるので、温まったところで再チューニングは必須だ。


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