Music Gadget Lab

2019/11/23(土)

以前から興味があったKORGの「パーカッション・シンセサイザー」WaveDrumを買ってみた。
たまたまデジマートを覗いていたら、美品中古が税送料込12,800円だったのでポチっと。

WaveDrumは、ドラムの打面の振動を圧電素子で拾って、その信号でDSPで物理モデリングされた楽器を鳴らす、というようなものであるらしい。

物理モデリングされた打楽器、というのは、共鳴胴をとても小さな部屋でリバーブが効いているようなもので、そこに打突時の音が入力されるような感じ。
そういえば、Volca Drumもそういう物理モデル(打楽器系と管楽器系の2つ)がエフェクタとして入っている。

楽器パラメータは本体で編集できるが、MIDIとかUSBなどのデジタルインターフェースは無い。あくまでリアルタイムに演奏するための楽器だ。

打面はドラム用の皮(ヘッドというらしい)を使う。また、周辺の金属部分(リム)もセンサーが入っており、叩くとヘッドとは別の音色が出るようになっている。
また、打面中央にクッション+圧力センサが入っており、中央を押すとSE的な音が出たり、逆にミュートされたり、音色や音高が変わったりする。
音源部分はシンセサイザーで、ヘッド、リムからの信号がそれぞれ物理モデリング(アルゴリズム)とPCM再生を駆動する構成になっているようだ。
この楽器、初代が発売されたのは1994年。当時はかなり重量がある楽器だったらしい。
今回購入したのは2009年に発売された「WD-X」で、これは半導体の進歩のおかげか、2Kg程度と軽く、サイズも小さくなっている。

ASA-CHANG「WAVEDRUM」インタビュー | KORG (Japan)

その後、2011年に「WaveDrum Oriental」、2013年に「Global Edition」が発売されている。

KORG技術者が直々に解説!スネアにもコンガにもなるシンセ・パーカッション「WAVEDRUM」とは?【楽器フェア2018】
WaveDrum miniというスピーカー内蔵の小型版も発売されているが、こちらはWaveDrumと比べると演奏性の面ではいまひとつ、という評価をよく見かける。
Koassilator同様、ルーパーが入っている。手軽に遊べるガジェットということだろう。

ASCII.jp:バスドラ+スネアで1kgって!? 本格プチ楽器「WAVEDRUM Mini」 (1/5)|四本淑三の「ミュージック・ギークス!」

初代から開発を続けているのは本橋春彦さんという技術者。Kaossilatorなどを企画した坂巻さんとの以下の対談記事が面白い。

電子楽器が楽器になるように。演奏というものを追求し続けるエンジニア―コルグ 開発部 本橋春彦 | Builders~楽器をつくるプロフェッショナルたち | Rittor Music Magazine Web

ちなみに「Global Edition」「Mini」の代から、それまで使っていたDSPとは別のものに切り替えたらしい。
開発インタビュー(だいぶ技術寄り)が以下にある。

アナログ・デバイセズのSHARCプロセッサが、フィジカルモデリングを採用した電子ドラムWAVEDRUMを支える

この本橋さん、他にも商品になっていない謎の電子楽器をいろいろ自作されているらしい。
本橋HAL彦でYouTubeを検索するといろいろ出てくる。
下の動画はリボンコントローラを使ったTAOという楽器。


なおWaveDrumは、ヘッドは消耗品なので張り替えるのだが、ヘッドによって音が変わったりするそうだ。意外とアナログな感じ。
また、ヘッド表面のコーティングによって演奏にも違いが出てくるらしい。

KORG WAVEDRUM

しばらく遊んでみたが、パーカッションは初めてなのでなかなか慣れない。
KORGの解説ビデオもあるが、それ以前にYouTubeで普通のパーカッションの奏法入門を見ないといけないかも。

  1. この記事のリンク
  2. | コメント:0

2019/10/19(土)

MIDI出力があって、PCに接続せず単体で動作して、ポータブル、というMIDIキーボードは少ない。

4年ほど前に買ったAlesis Q25(オークションで2500円だった)は、そういった製品の一つ。
ただ、25鍵というのがやや不満だった。

Arturia KeyStepは3年ほど前に発売された製品で、MIDI出力、シーケンサー/アルペジエータを装備し、ミニ32鍵という仕様。
YouTubeなどでもよく見かけるし、評判も割と良いようなので買ってみた。

これはブラックモデルで、限定モデルだがAmazonや楽天で時々入荷している。
(在庫無しだったり、価格が高めのこともある。)
今回はホワイトモデルより1000円程度高めの13,874円で購入。
電源アダプタ(9V 0.5A センタープラス)は付属しないので、サウンドハウスオリジナルのものを購入した。

先日購入したBehringer MODEL-Dにつないで使ってみた。
KeyStepはCV/GATE出力もあり、接続ケーブルも付属するが、今回はMIDIで接続。

キータッチは割と良い。
MicroKORG以上ではある。Refaceやminilogueには及ばない。
Refaceはキーの(見える部分の)サイズはKeyStepと同じなのだが、おそらく隠れた部分で結構キーの奥行きがあり、その分、黒鍵の奥のほうを弾いてもちゃんと沈んでくれる。
minilogueは、そもそもキーの長さがKeyStepよりも長く、その分やはり沈み方が良い。

シーケンサー/アルペジエータはユーザインタフェースも分かりやすく、大変使いやすい。
もっとも、ワークステーションのシーケンサーと比較したら機能は限定されているが。

全般的には、価格を考えると良くできていて、あちこちで使われているのは納得。

  1. この記事のリンク
  2. | コメント:0

2019/09/25(水)

Behringer Model-Dは、Behringer製のMinimoog Model Dのクローンで、moogならぬ「boog」などと呼ばれているらしい。

発売は(日本では)去年の11月で、まだ1年も経っていない(日本では…)のだが、「MODEL Dスタートアップキャンペーン」なるものが始まって、定価が25%下がった(税抜き39,800円→29,800円)。

このキャンペーン自体は、今月20日から来年1月15日まで続くのだが、来月からは消費税が上がる。
2%だから600円分。
どうせ買う可能性が高いような気がしたので、思い切ってサウンドハウスで買ってしまった。

サウンドハウスは10%ポイント還元だったので、実質的には29000円切り、というところ。
サウンドハウスのポイントは有効期限が1ヶ月しかないのだが、ちょうど子供がProToolsアカデミック版を買わなければいけなくなっていたので、即消費した。
というわけでまずは試用してみた。
USBとMIDIはもちろんデジタルだが、それ以外はアナログ。LEDすらPOWER表示用の1個しかない。

シーケンサーは内蔵されていないので、MIDIキーボードを接続する。
ヘッドホン端子やオーディオ出力はミニプラグだ。

まずヘッドホン端子近くのチューニングスイッチをONにすると、440Hzの音が出るので、これをガイドに本体左端のTUNEノブでチューニングする。
Volcaとかだと自動チューニングだけれど、このシンセにはそういう便利なものは無い。
ウォームアップ時間は15分以上を推奨とのこと。
音源は3VCO+LP/HPフィルタ+2エンベロープ(フィルタ、アンプ)という構成。

マニュアルを見ないでも大体は使えるが、他のシンセから移ってきた立場として若干迷ったのは以下の3点。

(1)エンベロープがADS(リリースがない)

普通に弾くと、一旦キーを離して次のキーを弾かなければエンベロープがリトリガーされない。しかし、キーを離すとそこで音が切れてしまう。
これは、エンベロープの左側にある白いスイッチをONにすると、キーを離しても音が途切れなくなる。
あるいは、キーを離さなくてもキーを弾く都度エンベロープをリトリガーするように設定変更することもできる。
これは、電源投入直後、5秒以内にチューニングスイッチをON→OFFする。
LEDが2回点滅したら設定成功。
(2)フィルタのキーボードトラックのスイッチが2つある

上述の2つの白いスイッチの上の2つの青いスイッチがそれ。1、2とナンバリングされている。
両方オンにすると、カットオフ周波数がキーボードに完全に追随する。
(ちなみにフィルタは自己発振するので、この状態でカットオフ周波数をチューニングすれば自己発振音での演奏ができる。)

両方オフならもちろんキーボードトラックは無し。
スイッチ1だけオンにすると、1/3だけトラックする。
スイッチ2だけオンにすると、2/3だけトラックする。

というとピンとこないかもしれないが、要するに
スイッチ1だけオン→半音3つ分上のキーで、半音1つ分上がる
スイッチ2だけオン→半音3つ分上のキーで、半音2つ分上がる
スイッチ1、2オン→半音3つ分上のキーで、半音3つ分上がる
となる。

(3)モジュレーションが意外と複雑

モジュレーション(CONTROLLERS)は、ソースとして
・ノイズとLFOのいずれか
・OSC3とフィルターエンベロープのいずれか
が使える。いずれかの選択は横向きのスイッチで行う。

結果、2つのモジュレーションソースが選択され、これらをMODMIXノブでミックスした結果がモジュレーション信号になる。
信号強度はMOD DEPTHノブで設定する。

なおOSC3をモジュレーションソースに使う場合は、ピッチダイヤルをLOにしておくとLFOレンジの周波数になる。
OSC3の周波数がキーによって変動しないようにするには、OSC3 CONTROLをオフにする。
LFOは矩形波と三角波しか選べないが、OSC3はいろいろな波形が選択できるし、LFOとミックスすることもできる。
で、数時間いじった感想だが、単純にいい音だなと思った。
特にローパスフィルターを絞った状態での密度感みたいなものが良い。

私は実はmoogにそれほど思い入れがあったわけではなかったのだが、moogどうこうよりも、モノシンセとしてこの価格なら文句は無い。
今、手元にはArturia MicroBruteやWaldorf Rocket、DSI Mopho Keysなどのモノシンセがあるが、個人的な好みとしてはMophoがトップでその次がModel-Dになりそうだ。

というわけで、興味が少しでもあるなら入手して損はないと思う。
この値段なら、Volcaを2台買うよりお徳ではないかと。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【クーポン配布中!】BEHRINGER(ベリンガー) MODEL D【期間限定特価!】
価格:32184円(税込、送料無料) (2019/9/25時点)

楽天で購入


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

BEHRINGER ベリンガー / MODEL D アナログ・シンセサイザー
価格:32184円(税込、送料無料) (2019/9/25時点)

楽天で購入


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

BEHRINGER MODEL D【スタートアップキャンペーン】
価格:32184円(税込、送料無料) (2019/9/25時点)

楽天で購入


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

BEHRINGER MODEL D アナログ シンセサイザー
価格:32184円(税込、送料無料) (2019/9/25時点)

楽天で購入

  1. この記事のリンク
  2. | コメント:0

ブログ内検索

プロフィール

勇者カズ坊★
ガジェット好きの徒然日記です。

カテゴリー

最新記事

アーカイブ

広告

最新コメント

勇者カズ坊★ [06/08 ]
ガマシッド [06/08 ]
勇者カズ坊★ [03/14 ]
匿名希望 [03/14 ]
勇者カズ坊★ [03/09 ]
山田 [03/09 ]
勇者カズ坊★ [02/10 ]
mz2500 [02/10 ]
勇者カズ坊★ [09/19 ]
イーザス [09/19 ]

☆★おすすめショップ★☆

富士カメラ
デジカメなどの限定商品が安い
shopU
キーボードなどの玄人好みの入力機器が揃う
BENQジャパン
液晶ディスプレイのアウトレットがおすすめ
上海問屋
USBメモリやSDカードが安い
エレコムダイレクトショップ
PC関連2100円以上送料無料
サンワダイレクト
PC関連2000円以上送料無料
デンシ電気店
ちょっと変わった電子ガジェットがおすすめ!
にぎわい商店
変わったグッズがたくさんあっておすすめ!
インテリアショップplywood
ちょっと洒落たグッズ満載、一見の価値あり

バーコード

RSS

おすすめ