今さらChromecast Audioを入手


4年半ほど前に廃盤になった「Chromecast Audio」を、今更ながらメルカリで購入した。

Chromecast Audioは映像機能の無い、音声チャネルだけのChromeCastデバイスだ。
と聞くとChromeCastの劣化版みたいに聞こえるが、出力がHDMIではなくLine Out/光デジタル出力なので、既存のオーディオ機器に接続できる。
通常のChromeCastはHDMI出力だし、Google Home miniはスピーカーを内蔵してしまっている。
ChromeCastで音声だけを受信して、Line出力をしてくれるのは今のところ、廃盤となってしまったChromeCast Audioだけだ。

Google、「Chromecast Audio」販売終了へ
Googleが、手持ちのスピーカーをスマートフォンやスマートスピーカーとWi-Fi接続して音声をキャストする端末「Chomecast Audio」(4980円)の製造を終了し、在庫がなくなり次第販売も終了する。

Google Home Miniを改造してLine Outを追加している人もいるが・・・Home Miniを開腹するだけでもかなり手間がかかりそうだ。
他には、HDMI出力に分配器をつけてオーディオ信号を取り出すという方法も無くはない。

Bluetoothじゃダメなのか、というとダメだ。大きな違いは、ペアリングの有無と、特定のアプリの出力だけをChromeCastにリダイレクトできるかどうか。
ペアリングが必要なBluetoothでは、受信側デバイスに接続する可能性のあるすべてのスマホが事前にペアリングを済ませていなければならないし、そもそもそんなにたくさんのスマホとペアリングできるデバイスというのが少ない。

特定のアプリだけをリダイレクトする機能は、BGMをスピーカーを通じて流したい場合に便利だ。ただしこの場合はYouTubeの音声だけをキャストするということはできない。(Bluetoothスピーカーと同じように、デバイスの標準の音声出力をChromeCastにすることは可能だ。)

あと、ChromeCast Audioの設定には「フルダイナミックレンジ」という項目があって、これをオンにしないと音声品質が下がるようだ。(逆に、PC用小型スピーカーなどをフルダイナミックレンジでドライブすると、音割れや歪みが出るとのこと。)おそらく、標準ではローの方を少しカットして、全体の出力レベルを下げるような調整をしているのではないかと思う。

それにしても、なぜChromecast Audioの互換デバイスが出てこないのか。
それなりの需要はあって技術的なハードルは無いはずだが、謎だ・・・。

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