去年の年末は、こんなことを書いていた。
タイミング的には、2023年はまだ下がりそうなので、買い向かうのはちょっと早いかなとも思う。一方で今年の円安が12月になっていったん戻したが、長期的にはまた円安になっていくだろうと思っている。
結果、ドルベースのものに資産を移すペースは若干早めることを優先し、円安が少し収まった今もう動き始めても良いだろうという判断だ。来年大幅な下落が起こったら、ある程度の金額を一括で購入する可能性もあるが、ロシア・ウクライナ戦争に中国の急速な脱ゼロコロナ、どうも足元が怪しい岸田政権、などなど不安要因も多く視界不良なので、当面は地道に積み立てで時間分散をやっていく方針だ。
で、どうだったかというと。
これは自分の資産の中で最も比率が大きい、米国株インデックスファンド系の投資信託「楽天VTI」のチャートだけど、夏~秋に上値は抑えられていたものの、そのあとまた上昇に転じている。まだ下がると思っていたけれど、結果的には昨年末が底だった。
全然予想当たってない。あの大幅に落ち込んでいた「レバナス」ですら、プラスに転じた。まあどうせ3万円しか買ってなかったけど。
この株価上昇はほとんど生成AIブームのせいであり、マイクロソフトやNVIDIAが爆上がりした結果だ。NVIDIAを買おうかどうしようか、去年の冬に迷っていたのだが、買っておけば良かったな。
が、実は予想が当たろうが当たるまいが、定額積み立てしかしていないので関係ないのだ。これが積み立ての良いところ。
だいたい、今頃一年を振り返っているが、年の途中でチャートを気にしていたかというと、全く気にしていない。極端な下降や上昇が無いかだけをチェックしていた感じ。
定期的にやっているのは毎月、月初にその時点の資産(現金、証券、確定拠出年金、会社の積立貯蓄、ローン残額など)を記録するくらいだ。このとき証券の評価損益が大きく増減していれば積み立て設定を見直すことはあり得る。ちなみに過去3年ちょっと、評価損益合計がマイナスになったことは無い。でもマイナスになるくらい下がったら、それは買いのサインと認識するだろう。
一方、少しだけ持っている個別株は、秋に価格が落ち込んだところを狙って少し増した。平均取得価額が下げられたので、株価が上昇した今、トータルではプラスになっている。といっても、総額で35万弱くらいしか投資してないから、大したことは無いが。買ったのはメドトロニックとUnityで、どちらも生成AIブームとは関係ない。
でもまあ、投資信託のほうが楽かなあ。個別株は、好きな人が、あるいは気が向いたときだけに、やるものだね。自分は、好きというほどではないので、大きな額を運用するには個別株より投資信託だな。
来年はとりあえず現在の積み立て設定を継続していくが、現状はちょっと高値圏になってきているので、あまりに急激な上昇が起きたら、積み立てを減らすか個別株を売却することもあるかもしれない。現状で評価損益が230万を超えているが、実際には150万くらいが適正水準ではないかと思っていて、そのへんまで下がっていっても不思議ではない。2024年は米国大統領選があり、夏に候補者決定、11月に投票だ。これで株価が大きく変動する可能性もあるから、徐行運転という感じ。
NISA枠が大幅増になるので、投資枠の変更はするつもり。日経平均は最近大幅に上がったが、これにつられて日本株に投資する人は損するんじゃないかな。自分は日本経済の先行きは悲観視している。
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