英語キーボード版レッツノート(CF-SV)を購入(Amazonリファービッシュ)

Amazonで中古のLet’s NoteのAmazonリファービッシュ品「Let’s Note CF-SV7」を購入した。特に、手頃な価格でUS配列のしっかりしたノートPCが欲しい方には勧められると思うので、レビューしてみる。もちろんCF-SV7それ自体のレビューではなく、「Amazonで買ったリファービッシュPC」のレビューだ。

ちなみに価格は49800円の2割引きクーポン付きで39,840円。これにAmazonポイントが498ptついた。

購入の背景

今回の購入は、ちょうど3年前に購入した手のひらサイズPCの後継という位置づけだ。このミニPCは在宅勤務のリモートデスクトップ端末として、今でも使っている。だが、

・今のCPU(J4125)はあと少しパフォーマンスが足りない
・RAM 6GB、SSD 128GBの制約はやっぱりちょっと辛い
・キーボードやマウスと本体が別なのはちょっと不便

といった不満がある。自分の使い方だと、メインのPCが固定位置にあり、それとは別に在宅勤務用にこのPCを用意するので、毎回(週2~3回)キーボードとマウスを出したり片付けたりすることになっている。それならいっそノートのほうが良いかも、と思っていた。(自分の普段使いのノートに在宅勤務環境を入れるつもりはない。)

とはいえ個人的には、中古のノートPCという選択肢はいつも意識はしているものの、実際に購入に至ることはほとんどない。今回はそのレアケースとなるが、それは

・総合的にN100の新品ノートよりもお得と思われた
・US配列キーボードである

の2つが大きな要因だ。

ミニPC vs. 中国製激安ノートPC vs. 中古国産ノートPC

買い替えを考え始めた当初は、上述の理由でRAM 16GB/SSD 512GBあたりのミニPCを物色していた。この時点ではCPUとしてN100かN97を候補としていた。N100のミニPCを、RAM 16GB/SSD 512GBで買うと最安で23,000円くらいになる。

一方、同じCPUを使った中国メーカーのノート型だと4万円前後になる。ノートPCを購入するのであれば、耐久性や液晶の画質やキーボードのタッチも気になる。中国メーカーの製品はその点が心配で、気持ち的にはミニPCのほうに傾いていた。

そこに今回たまたま見つけたのが、CF-SV USキーボードモデルのリファービッシュ品だ。価格は49800円から20%オフのクーポン付きで4万円を切る。Let’s Noteならもともと頑丈だし、パーツも入手しやすい。ここで俄然、有力候補となり、最終的に購入に至った。

今回購入したCF-SV7のスペックは、第8世代Core i5-8350U、RAM 16GB、SSD 512GB。OSはWindows11 Pro、Office H&B2019が付属。型番は、本体には「CF-SV7R11VS」というラベルが貼られていた。型番末尾「S」は法人用のモデルを表す。Panasonicのサイトではこの型番のモデルの情報が見当たらないが、スペック的には「CF-SV7RDCVS」のメモリを16GBにした感じだ。

第8世代Core-i5、RAM 16GB、SSD 512GB、Office付属、4万円以下、USキーボード。これらの1つでも欠けていたら、今回購入しなかっただろう。

CPUが第8世代なのはプラス評価だ。Windows11が公式にサポートするノート用CPUは第8世代以降なので、第7世代以前なら手を出さなかった。RAM 16GBはブラウザのタブをたくさん開く自分には必須で、SSD 512GBも譲れないところだ。

中古品であればこのスペックでより安価なものは沢山見つかるが、USキーボードは別にしてもリファービッシュ品としては、まあまあのコストパフォーマンスではないかと思う。

N100 vs. 第8世代Core i5

CPUとしてのN100の評判はかなり良い。なので、Core-i5とはいえ2017~2018年のCPUがN100に勝てるのか、という心配はあるかもしれない。

結論から言うと、価格面ではほぼ同等ながら、絶対的な性能はN100よりも第8世代Core i5のほうが若干上回る。省電力ではN100のほうが上だが、気になるほど大きな違いではないと(個人的には)思う。

i5-8350UとN100を比較すると、パフォーマンスではi5-8350Uが上回る。N100は4C4Tだがi5-8350Uは4C8Tだしね。まあ消費電力ではN100のほうが優秀だが、それを除けば見劣りするところはほとんど無い。J4125との比較では2倍で、絶対値としても十分だ。

なお、通常のCF-SV7のCPUはi5-8250Uだが、今回のものはi5-8350Uとなっている。このCPUはCF-SV7では法人向けモデルで使われており、パフォーマンスは8250Uとあまり大きく変わらないが、インテルvProテクノロジー対応となっている。このvProは企業がリモートからPCを管理(データ消去など)したり、ハードウェアでのセキュリティ機能を提供するものだそうだ。

はじめに|vPro友の会
企業向けのPCとしてインテル® vPro® プラットフォーム(以下vPro)というPCがあります。 vPro対応のPCはCPUやチップセット等に組み込まれた専用機能を生かしたセキュリティやシステム管理を「支援する」様々な機能を標準搭載してい...

US配列キーボードのLet’s Note

個人的な最重要ポイントはUS配列キーボードである。この点は満足している。若干、上下方向のキーピッチが狭いが、中古の割にはキーボードの劣化も少なかった。

自分で使うPCのキーボードは、基本、英語キーボード(US配列)だ。これはもう、慣れてしまっているので仕方ない。ノートPCも、これまでパーツ交換やカスタマイズでUS配列にしてきた。

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上の2番目の記事でちょっと触れたが、パナソニックのLet’s Noteシリーズには一部機種で「アジアモデル」というのがあって、これはキーボードがUS配列になっている。

このUSキーボードのレッツノートは、実はAmazonのリファービッシュ品では時々見かける。検索するときに「Panasonic」ではなく「Pana sonic」で検索するとひっかかることが多い。ただ、USキーボードと英語OSの組み合わせのほうが多く、今回のように日本語OSと組み合わせたものはちょっと珍しい。また、そもそも公式にはアジアモデルはCF-SV1とCF-SV8には存在するがCF-SV7には存在しないことになっている。このへんはちょっと謎だ。

今回購入したリファービッシュ品は、同スペックの中古のレッツノートとしては、4万円はやや高めに位置する。だが、USキーボードを補修部品として購入して自力で交換することを考えると(パーツだけで4000~5000円かかる)、十分許容範囲かなと考えた。

なおキーには若干のテカリがあり、新品同様とは言えないが、きちんとクリーニングしてあるし印字もかすれていないので、無問題。キー同士の上下の幅が14㎜と短いので、フルピッチのキーボードよりは打ちづらいが、これはサイズ的にやむを得ないだろう。

リファービッシュ品とは

リファービッシュ品とは、「(メーカーではない)業者独自の整備を行った中古」だが、実際に買うのは初めてだ。

いろいろチェックして分かったのだが、リファービッシュ品とは要は「中古PCを”材料”として、クリーニングしたり見映えを良くしたり、パーツを一部交換したりして仕立てた、元・中古の再生品」だ。この点、「メーカー再生品」とは明確に異なる。メーカー再生品はメーカー自身が整備を行って新品と同等にしたものだが、リファービッシュは業者の「勝手再生品」なのだ。

想像するに、今回購入したLet’s Noteは、おそらくリースの払い下げとかで数千円~1万円程度の原価なのではないか。それに手を加える人件費、SSDや外側に貼るシートなど部材費、儲け、等を加えて40000円くらいで売っているわけだ。

リファービッシュの内容

販売者によって異なると思うが、今回購入したワジュンPCのリファービッシュ品は中古のどこにどう手を加えているのか見ていこう。

まず外装だが、一見、新品のように綺麗である。が、実はこれはクリーニングしたのではなく、筐体全体に上から壁紙のようにシートを貼り付けて、新品ぽい見栄えにしているようだ。壁紙とはいえPanasonicのロゴが入っているから、おそらくリファービッシュ用にこのシートを量産しているのだろう。

もちろん、壁紙を貼ってあるだけだから、よく見れば壁紙の境界がある。これはちょっと気を付けて見ればすぐ判る。たとえば下の写真にように、浮きや重ねがある。

また、今回購入したものは貼り付け方が今一つだったようで、バックパネルには盛大に気泡が入っていた。

だからといってこの手法がダメとかいうつもりは全然なくて、こういうものだと分かっていて買うなら全然アリだと思う。たとえ壁紙であっても、綺麗なほうがいいには違いないしね。ただ、耐久性は現時点では不明。

次に内部のパーツだが、おそらくきちんとクリーニングはしてあると思う。また、今回購入したリファービッシュ品ではSSDが512GBのものに交換されているが、これは元々の製品仕様では256GBだったようだ。

つまりリファービッシュ品の仕様は、業者によって本来の仕様から若干変更されることもあるということだ。ちなみにネットで調べたら、イオシスに同じCF-SV7R11VS型番の、おそらく単なる中古品が33,800円で売られていたが、そのスペックは

CPU Core i5 8350U(1.70GHz)
メモリ 16GB
SSD 256GB
ドライブ なし
モニタ 12.1ワイド(1920×1200)
通信 LAN(1000BASE)/W-LAN(a/b/g/n/ac)
外部端子 USB(3.0)x3/(3.1)Type-Cx1
その他 英語キーボード/Webカメラ/HDMI/VGA/SDXCスロット
OS Windows10 Pro(64bit)

となっていた。おそらくこれが本来の製品仕様なのだろう。

交換されたSSDは新品のようだ。パフォーマンスも下図のようにまあまあだ。

それ以外の点は、元の製品仕様のままだ。以下は概略。

・ネットワーク
Intel Dual Band Wireless-AC 8265チップ。802.11acとBT4.2対応。BT5ではないのは惜しいが、特に使う予定もないので問題なし。

・スクロールホイール
キーボードと並んで重要だが、こちらも綺麗で傷も無く、もしかしたら補修用部品をつけたのかもしれないと思うほど。

・スクリーン
液晶が予想よりかなり画質が良かったのでちょっと驚いた。液晶そのものも良いが、少なくとも4、5年は経過しているはずだが画面が汚れたり傷がついたりも無い。デバイス情報はAU Optronics [Unknown Model: AUO1068]となっていて、製造は2016年第30週。さすがにリファービッシュで液晶を交換したらコスト的に見合わないだろうから、もともと保護シートをつけて使われていたのかもしれない。ちなみに下図のように使用時間は、BIOSの記録上は6100時間余りだった。

ソフトウェア関連

ソフトウェアはWindowsとOffice、パナソニックのPC設定ユーティリティのみだが、これで問題なし。ドライバなどはちゃんとインストールされていた。

このPCはもともとWidnows10 Pro + Office H&Bで、それがWindows11にアップグレードされているので、Pro仕様になっている。Windowsのライセンスは調べたらOEM_DMとなっていたので、中国製の安価な製品に時々あるような、変なライセンスにはなっていない。

あと、なぜかVLC media playerがインストールされていた。これはリファービッシュ業者が独自に追加したものらしい。個人的には不要なので削除した。

結局、リファービッシュ品は良いのか?

上述したように、リファービッシュ品とは、業者による「中古品の勝手再生品」だ。そういう意味では自分で中古を安く買ってきて手を加えても同じことだとは言える。

だが、今回購入したものの出来を見ると、こういう業者によるリファービッシュ品もまあまあリーズナブルなのではないかと思った。

そのメリットとしては、

・「動作保証」がある中古品である
・業者の設定した水準以上である(今回は検品チェックリストが付属していた)
・業者による保証(今回の場合、180日)がある

といった点が挙げられる。もしも不具合があれば確実に交換ないし返金してもらえるので、メルカリやオークションに比べ、安心感がある。

デメリットは、単なる中古品と比べたら若干価格が高くなるということだろう。例えば前述のように、同じ型番の製品の中古がイオシスで15%くらい安く売られている。とはいえ上記のような保証、新品の512GBのSSDを含めた整備コストを考えると、個人的にはむしろリファービッシュ品のほうがお得ではないかと思われる。

ただし、リファービッシュ業者はたくさんあるようなので、あくまで今回購入した「ワジュンPC」については、ということだ。今回、実は事前にあまりよく調べずに買ってしまったが、本来は「どのリファービッシュ業者の製品なら安心できるか」をレビュー等を通じて見極めてから購入する方がいいだろう。この記事もその一助になればと思う。

また、自分で納得して購入するなら問題ないが、リファービッシュ品を他人に勧める場合は不用意に「新品同様」とは言わないほうがいいだろう。メーカー再生品とは違い、「新品並み」にはならない。あくまで中古品を「ベターな状態」にしたもの、ということだ。

使用感、その他

まだ使い始めて時間が経っていないが、J4125のミニPCからの処理能力向上は明確にあり、ブラウザもNetflixやYouTubeなども、「何とか動く」ではなく「普通に使える」という状態だ。もちろん、倍以上の性能を持つThinkPadと比べたら、ブラウザの起動速度なども見劣りはするが、現役マシンとしてまだ数年は使えると思う。

そして、オフィス系ソフトはこれまでLibreOfficeなどを使っていたが、やっぱりExcelとPowerPointが使えるのは良い。もちろんこれらのパフォーマンスも問題ない。

CF-SV7のレビューではないと言いながら、最後にCF-SV7の製品として気に入った点も少し書いておこう。

・顔認証対応
ThinkPadでも使っているが、顔認証は便利だ。指紋認証は認識し損ねることが結構あるが、顔認証は何もしなくて良いし認証が失敗する率が低い。ただし、内蔵カメラの画質自体は感度が低くて全然ダメ(何しろ、コロナ以前の製品なのだから・・・)なので、Web会議したければ外付けカメラをお勧めする。

・Thunderbolt3ポート
ここから給電できるので、重いACアダプタではなく今時のGAN ACアダプタ+USB Type-Cケーブルが利用できる。自分はあまり想定していないが、Thunderboltでドックをつないで、有線LANや外部ディスプレイ出力等を一本のケーブルに集約することも可能だ。

・SDカードスロット
いまだにデジカメをかなり使っているので、SDカードが直刺しできるのは嬉しい。

・やっぱり軽い!
約940g。ACアダプタは前述のようにGAN対応のものを使えば、かなり重量を減らせる。

といったあたり、さすがレッツノートだけあって死角はほとんどない。(唯一、カメラがもう少しマシだったらとは思うが、2018年当時の水準としてはこんなものか。)

全般的に満足度は高い。やっぱり中古だろうがレッツノートはレッツノート。N100のノートPCを新品で買うよりも個人的にはお薦めだ。

追記(故障交換)

カメラが認識されなくなったので、業者に返品交換となった。

交換されたものは使用時間は7390時間で、交換前のものより長いが、全体的には状態は良かった。外装もシールは貼っていないが綺麗で、シールを貼るのがデフォルトというわけでは必ずしもないようだ。

参考

【Hothotレビュー】 第8世代CoreやUSB Type-C搭載で魅力を高めたビジネスモバイル「レッツノート SV7」
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