4年あまり前に購入した、CANONのプリンタTS5030だが、突然「番号=1681」というエラーをはいて動かなくなってしまった。
このエラーは同じ色のインクが複数取り付けられている場合に出るということだが、実際にはインクは問題なし。念のため新品のインクに交換してみたが、エラーは解消しなかった。
エラーをキャンセルしてとりあえず動作させる、ということができないので、全く何もできなくなってしまった。
我が家のプリンター利用頻度はコピーも含めるとほぼ毎日でかなり高いので、これは困るということで急遽買い替えることにした。
現用のTS5030の後継機というと、現時点ではTS5430なのだが、この機種はインクが3色一体型になって、1色でも使い切ると3色まるごと交換しなければならない。
我が家では白黒印刷比率が高く、黒の顔料インクを使うがこれは別のインクタンクになっているので、致命的ではない。とはいえカラーもそれなりに使うし、これまでの経験では3色が均等に減ることなど無い。
TS5030は8000円を切る価格で買えたのでインクコストには目をつぶることができたが、TS5430は現時点では12000円以上。下位機種のTS3530は8000円前後だが、この機種は白黒の印刷スピードが遅く、TS5030の半分程度しかないので却下。また、TS5430はTS5030と比較するとディスプレイが小さくなり、SDカード対応も省かれるなど、正直あまり良い所が無い。コストカットなのだろうが、5割高い価格にしては残念感がある。
というわけでキャノン製品はあきらめて、いろいろ調べてみた結果、BROTHERの最近の新製品DCP-J526Nが割と評判が良いので、試しにこれを買ってみることにした。価格は近所のノジマで13,728円だった。やや高めではあるが発売されて間もないので、まあ仕方がない。一点気がかりは、現時点で互換インクが販売されていないということだが、いつもお世話になっているインク革命が互換インク開発中ということなので、そこに期待した。
ブラザーのインクジェットというと、コスパは高めだが写真印刷はキャノン、エプソンに比べると劣る、というのが以前の印象だった。だが、 約1年ちょっと前に発売されたDCP-J926Nはコンパクトで経済性が高く、エプソンやキャノンから乗り換えたという人が結構多いようだ。
DCP-J526Nは926の廉価版という感じで、オートドキュメントフィーダや有線LAN、USBメモリ対応などスモールオフィス向けの機能を省き、カラー印刷のスピードも遅くなっている。ただ、自分の用途としてはどれも不要な機能だし、年賀状も写真もほぼ印刷しなくなってきているので、ブラザーは良いポイントを突いているように思う。
とりあえず使ってみての感想だが、
・ディスプレイはそこそこ大きいしタッチパネル式なので、操作性は良い。タッチパネルが壊れなければ文句ない。
・起動時間が早くて、電源オンですぐ使えるのも良い。
・拡大縮小コピーのプレビューができないのはちょっと残念(TS5030にはこの機能があった)。
・後トレイは給紙ではなく1枚手差しのみで、2種類のサイズの用紙を使い分けにくい(ただし、ハガキ以下のサイズに関しては前面トレーに追加でセットできる)。
A4とB5を両方よく使うので、正直なところ前面・背面給紙で2種類の用紙が使えたほうが良かったかなあとは思う。
ただ、背面給紙+前面給紙はキャノン製品が強く、かつ独立のインクタンクとなると2万円以下のクラスではTS7530一択となる。
予算的に、背面給紙に+5000円を払えるかというと、正直微妙な感じだ。
コメント