レーザーで描かれたキーボードを触ると入力できる「バーチャルキーボード」が安かったので買ってみた。
(製品名は「PROJECTION Keyboard」だけど。)
NTT-Xストアのナイトセールで5,980円(7,980円+2000円割り引きクーポン)だった。
この製品、今回買ったものはエレコムの製品(TK-PBL042BK)だが、オリジナルは10年以上前に発売された米Canestaの製品だ。
デザインやBluetooth対応などを除けば、基本的には当時からほとんど変わっていない。
Mobile:Canestaのバーチャルキーボード、NECが採用を検討
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ちょっと気になる入力デバイス:エレコムのレーザーキーボード「TK-PBL042BK」で気分は未来人? (1/3) – ITmedia PC USER
その後、この技術は台湾や中国などに買われ、現在はCelluonという韓国のメーカーが持っているようだ。
今回買った製品も、おそらくCelluonのOEMだろう。
10年以上前の発表当時から、この製品にはガジェットとしての興味があったのだが、実用性と価格の面で買うには至っていなかった。
「未来っぽさ」が売りではあるが、今となっては、知っている人は10年前から知っている、となるとイバリ度は小さい。
とはいえ、この製品も販売終了となると後継機はいつ出るか、あるいは出ないかも…と考えると、ここらで入手しておくのも悪くない気がした。
まあ、特許はあと数年で切れるだろうから、そうすると中国製のコピー品が安価に出回る可能性もある。
さてこの製品、定価は2万8875円だった。
そのためか、パッケージはアクリルケースのちょっと豪華なものだ。
モノとしての質感は、残念ながらとても2万円超には見えないが。
電源を入れるとキーボードが投影される。
中央から投射しているから周辺部分はぼやけるのではないかと思っていたが、さすがにレーザーだけあってかなりクッキリと表示される。
ただ、本体を置く場所も含めると、意外と広い範囲の平らな場所を必要とするので、いろいろレビューを見ても実用性は低く評価されているようだ。
iPod TouchとBluetoothでペアリングして、入力してみる。
キーの反応は悪くない。
もちろんミスタイプは起こりがちだが、iPadのソフトキーボードよりちょっと悪いという程度だ。
入力したときの「ピッ」という音は「Fn+↓」で小さくできる。
実際には圧電ブザーの音なので、鳴っている時間が短くなるだけだが、ごく短い時間だけ鳴る設定にするとクリック音に聴こえないでもない。
日本語と英語の切り替えは、「MENU」+「スペース」で行える。
つまり「MENU」キーがMacのコマンドキー相当、WindowsでのWindowsキー相当らしい。
そのほかの特殊キーとしては、
・FN+「←」または「→」: キーボードの明るさ/感度調節(暗くすると感度も下がる)
・FN+「BACK」: キーボードの消灯(点灯させるにはキーボードのあるあたりを3本指でタップ)
・FN+「マウスカーソル(スペースキーの右隣)」: マウスモード
・マウスモード時、「マウスカーソル(スペースキーの右隣)」: キーボードモード
がある。
マウスモードはiPod touchでは使えないので試していないが、HID対応のAndroidタブレットなどでは便利かもしれない。
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