先日紹介したREWは、Javaで書かれているのでMacでも動作する。
これをMacbook Airにインストールして、オーディオインタフェースのUS200と共にリビングに持ち込み、リビングのオーディオ環境の計測をしてみた。
スピーカーはONKYO D502A、アンプはサンスイAU-α607XRだ。
いずれも20年前の骨董品である。
REWで測定してみた周波数特性。
4KHzからの急な落ち込みが若干気になるが、意外と悪くない感じだ。
アンプのトーンコントロールで調整してみた結果がこちら。
周波数特性を完全にフラットにすると、かえって聴き疲れするので、高域は少し落ちていくほうがよい…という話もあるので、これくらいで調整としては十分な気もする。
先日、D-502AにM20 EX2とiPod touchをつないだ話を書いたが、普段はこのスピーカーにはAU-α607XRとCDプレーヤーとしてマランツのCD5003がつながっている。
REWで行うような詳細なイコライジングをするには、PCオーディオ環境にする必要がある。
しかし、正直リビングにオーディオのためのPCを入れるのはあまり気が進まない。
ところが調べてみると、REWのように計測に基づくイコライジングをするイコライザ機器が、意外と安価で販売されているようだ。
べリンガーのDEQ2496という製品がそれで、価格は2万円台前半。
別売りのマイク(ECM8000)を接続すれば、ノイズを流してマイクでそれを拾い、イコライザの調整を自動でやってくれるそうだ。
レビューをいろいろ見ても、デジタル入力デジタル出力の場合は、演算による劣化は特に感じられないとのこと。
DACも内蔵されていて、チップは旭化成のAK4393。
これは音質的には割と高く評価されているチップで、同じチップを使っているべリンガーのSRC2496は安価な(1万円台前半)DACとして使っているマニアもいるようだ。
DEQ2496を紹介しているブログをいくつかリンクしておく。
趣味のオーディオ実験室:DEQ2496(ベリンガー) イコライザ〔オーディオ機材で遊ぼう〕
マイクと合わせても3万円もかからない機器だが、音質向上への効果は確かだろう。
おまじない程度の効果しかないケーブルやオーディオアクセサリと較べたら、天と地ほどの差があるのは間違いない。
問題は、業務用機器なのでデザインがリビングに合わないところだが…。
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