一部で熱い注目を集めるHMD「Oculus Rift」が到着

注文していた「Oculus Rift」が届いた。
Oculus Riftは頭にかぶるディスプレイ、いわゆるHMD(Head Mounted Display)だ。
VR(バーチャルリアリティ)のメインデバイスとして30年近く前から存在しているが、実際に商品になるものは少ない。
SONYのHMZ-T1/T2/T3もHMDと呼ばれているが、VRのHMDとは異なるコンセプトの製品だ。
VRのHMDは位置/方向センサがあって、右目と左目に異なる映像を表示でき、頭を向けた方向に応じて立体像が眼前に提示されるものだ。
Oculus Riftは方向センサを備え(位置センサはない)、スムーズに周囲を「見回す」ことができる。
解像度は片目あたり640×800(実際にはさらにその一部分)と、それほど高くはないが、ゲーム用としては何とか実用に近いレベルに達している。
最も大きな特徴は300ドルと比較的低価格であることで、現在開発者向けの製品を誰でも購入できる。
送料も含めて356.1ドル、それに通関料が200円と関税が700円(配達時に徴収される)、37,000円程度で入手できた。
セット一式は専用のケースに納められている。
ケースはプラスチック製だが、安っぽくはなく、実用的だ。

同梱物はこんな感じ。
左上から、交換レンズ(標準用は装着済みで、他に近視用とド近眼用の2つ)、USBケーブル(方向センサ用)、HDMIケーブルとDVI-HDMI変換アダプタ、ACアダプタ及びコンセント形状変換アダプタ3種、それに左下から本体(コントローラ接続済み)、レンズ拭き、マニュアル。
PCさえあれば、必要なものは全て揃っていると言っていい。

コントローラはこんな感じ。
普通の液晶ディスプレイ同様、電源ボタンとコントラスト調整と輝度調整が付いている。

ドライバなどは特に必要なく、USBとHDMIをつなげばすぐ利用できる。
方向センサはUSB HIDとして認識される(マウスやトラックボールと同じ)。
ディスプレイも単なるHDMIに接続したディスプレイとして認識される。
標準ドライバで動作するので、Windows、Mac、Linuxのいずれでも利用可能だ。
ベンチャーの製品だが、なかなかの完成度だと思う。

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