Vision Sensorは、Oculus Riftに取り付けるカメラモジュール。
Oculus Riftは視界を完全にバーチャルワールドで覆ってしまうタイプのHMDだが、Vision Sensorはカメラで撮影したリアルタイム画像をOculus Riftに表示させることができる。
実際に上のYouTube動画をOculus Riftで視てみると、他人に憑依したかのような間隔に襲われる。
CGではないリアルの映像は、低い解像度にもかかわらず、かなり強烈だ。
それだけでなく、ARの技術でリアルワールドとバーチャルワールドの融合をOculus Riftで実現しようというコンセプトでSDKも用意されるようだ。
2台使って、2人の人間の視野を交換してしまうとか、怪しい実験にも使えそうだ。
身体が交替する錯覚:視覚の交換実験が示すもの « WIRED.jp
Vision Sensorは2013年10月17日まで、Indiegogoで資金募集中。
Vision Sensor – creates new seeing capabilities for the Oculus Rift. | Indiegogo
現時点では、ちょっと達成は難しそうな気配だが、目標額に届かなくても生産はするそうだ。
同種の試みでは、PS EyeなどUSBカメラを2台使ってリアルワールドをOculus Riftで視るためのソフトが既に公開されている。
Oculus Rift + PS Eye × 2個でカメラ越しに実際の世界を覗いてみた – 凹みTips
ただ、Oculus Riftは水平視野角が90度と広く、通常のWebカメラではカバーしきれない。
その点、Vision Sensorのカメラは視野角が広くて良さそうだ。
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