2013年の買って良かったもの

今年もそろそろ終わり。ということで、毎年恒例の「今年買って良かったもの」を挙げてみる。(昨年の記事はコチラ
●第5位:ICレコーダー SONY ICD-UX532

何の変哲も無い普通のICレコーダーだが、かなりよく使用した。
仕事で役員や社長のコメントを頂く機会が多いのだが、そういった方達の言葉はニュアンスが大事で、別の言葉で言い換えたりすると微妙に変化してしまう。
従って「どのような言い方か」を正確に記録できることは結構重要で、そういった用途にはICレコーダーは手書きメモよりも遥かに強力だ。
iPodやスマートホンにも、おまけでボイスレコーダー機能は付いているが、やはり専用機の性能やPCとの連携の利便性には勝てない。
今回買ったのはソニーの製品だが、ソニーの付属ソフト「Voice Orgranizer」も良く出来ていて使いやすいと思う。
とにかく、ボイスレコーダーが必要なのにiPhoneなどのボイスメモ機能を使っている人は、安いもので良いからICレコーダーを買ってみるべきである。
なお、同時に買った外付けピンマイクはほとんど使用していない。
これを使用しなくても、ICレコーダーのマイクだけで十分に強力だ。
●第4位:GR DIGITAL IV

夏に購入して以降、IXY 410Fに代わって常時持ち歩きデジカメの座を占めている。
ケースは結局かさばらないライトポーチを常用。
動画については全然ダメなので、これ1台でOKとは言えないのだが、逆に静止画については「とりあえずシャッター押しとけば何とかなる」という安心感がスゴい。
28mm単焦点は、家族でレストランに行ったときなど、あまり距離を稼げない状況下で、シチュエーションを混ぜつつ人物を2人くらい撮るには非常に便利。
ブツ撮りにはあまり向いていないが。
●第3位:SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

4位に続いて3位もカメラ関係。
7月に値下がりしたのを購入したが、以来D5000にほぼ付けっぱなしになっている。
これを買って以降の当ブログのブツ撮り写真はこのレンズを使っていることが多い。
夏には、新たに購入したカメラバッグに入れて旅行に持ち出したが、撮影結果には満足している。
F2.8通しの標準ズームだが、色合いがニコン純正に比べてやや寒色調なところが気に入っている。
結構寄れるのでブツ撮りにも良い。
このレンズで息を吹き返したD5000とGR DIGITAL IVに挟まれて、E-PL2の稼働が減ってきているが、この3台の中では比較的まともな動画が取れるのがE-PL2、という立ち位置になっている。
であれば、フルHDのH.264/AVCに対応している新しいPENに乗り換えも考えないではないが、DSC-HX1も含めて、動画用デジカメをどうするかは来年の課題。
●第2位:PCオーディオ環境

昨年から今年の春にかけて導入したPCオーディオ環境。
Piega TS3を中心にしたコンパクトなシステムだが、現状でオーディオのために割ける時間と空間を考えると、自分のニーズにはぴったり合っている。
現在はシステムに手を入れることはあまりせず、もっぱら音楽を楽しんでいる。
ただ、増え続けるCDを収納できるスペースも限りがあるので、今後はiTunesやAmazonで入手できる圧縮フォーマットで満足すべきか、それともやはり若干のコストは支払っても非圧縮でいくべきか、悩ましいところ。
関連で人気を集めている記事が「ロスレス圧縮ファイル形式:FLACかALACか?」で、最近の当ブログのアクセスでトップになっていることも多い。
私としては、「DRCで機器・部屋の音響特性の補正をしてみる」の一連の記事で紹介したような、デジタルな補正にももっと着目してほしい。
少なくとも、ケーブルに手を出す前にマイクを購入し、部屋も含めた自分のシステムの状況を定量的に把握して、できればREW等での補正を試してみるべきであると思う。
●第1位:Oculus Rift

夏に購入したゲーム向けのヘッドマウントディスプレイ(HMD)。
このために当ブログにも新しいカテゴリ「3D・バーチャルリアリティ」を追加してしまった。
Oculus Riftは安価な上、広視野角で頭の動きに対する追従が非常に早い。(20年前の研究用のシステムと比べてだが。)
実用と言えるアプリケーションは未だ存在しないし、ゲームに使うにしても長時間使用すると確実に酔うという問題点はあるが、このHMDがもたらす没入感は現時点ではトップクラスだろう。
この没入感をより味わうために、外付けビデオカードのRadeon HD 7790と、3次元ゲームコントローラのRazer Hydraも購入してしまった。
解像度こそ低いとはいえ、アンチエイリアスをかけた高品質な映像を左右両眼用に60fpsで生成するのは、CPUの内蔵グラフィックスには荷が重い。
また、VRのためのコントローラは未だ決定打がない。
Sixenseが開発中のSTEM Systemや、Kinectによる認識などが試みられているが、個人的には「腕および手指の状態の正確・精密な認識+触覚フィードバック」が必要だと思う。
さらに、Oculus Riftをポータブルに使える環境を目指して、ゲーミングノートPCのG-Tune i310と、専用のマウスPCバッグまで買ってしまったが、このPC自体の性能には満足している。
内蔵ストレージこそ少ないが、それ以外は昨年組んだデスクトップ機に迫る性能だ。
下記のベンチマークではi7-3630QM@2.4GHzのスコアは7,757で、i5-2500K@3.3GHzの6,409よりもハイパフォーマンスだ。
もちろんコア数の影響はソフトごとに異なるので、あくまで参考値。
PassMark Intel vs AMD CPU Benchmarks – High End
GeForce GT650M(1,296)は、さすがにHD 7790(3,007)にはかなわないが、1366×768の解像度で使う分には、まあそこそこのパフォーマンスではある。
PassMark Software – Video Card Benchmarks – High End Video Cards
画面が狭いのは大きな欠点だが、フルHDとなると11インチの画面は小さすぎるし、大きな画面にすると重くなるのは避けられない。
インテルの新CPU、Haswellの一部のモデル(型番4X50)に搭載されているIris 5200 Proが1.2Kg級のモバイルノートで使えるようになるといいと思うのだが、現状ではi7-4750QMを搭載したノートは少ない。
さて、選に漏れたものもいくつか、簡単に振り返っておく。
Kindle Paperwhiteは普通に活用している。
既に数十冊読んだと思う。
雑誌/コミックはiPad miniを使っているが。
出張のために買ったBERMAS PRESTIGEは旅行や子供の合宿にも活躍。
丈夫なので安心だ。
同時に買ったブリーフケースの方は、出張専用になっているが、これにG-Tune i310を入れるのもいいかな?と思っている。
新しいジェスチャ入力でバイス、LEAP MOTIONは残念ながら今ひとつ盛り上がらない。
精度の面では、絵を描くにはちょっと低く、その割に手の移動範囲が結構広いので、帯に短し襷に長しというところがある。
今後キラーアプリケーションが現れれば、ブレイクするかもしれないが。
というわけで、今年はOculus Riftという「新しい体験」を与えてくれるデバイスが久々に(初代iPad以来)現れた。
来年早々のCESでは、これまで開発者キットしかなかったOculus Riftの製品版がいよいよ登場するという噂だ。
ゲーム機もPS4やXBOX ONEという据え置き機が登場したタイミングであり、来年もOculus Rift周辺の話題は増えることだろう。
願わくばゲームという枠組みを飛び出して、より広い応用範囲を獲得できるようにしたいものだ。

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