DTM専用PCを組み立て

 

先日ZALMAN Z3 Plusに余りものパーツを入れてこしらえたPCだが、思案の末、音楽(DTM)用に使ってみることにした。
DTMなら、動画やゲームほどの処理性能は必要ない。
また、他のソフトウェアの影響を受けないように、なるべく専用機であるほうが望ましい。
そんなわけで、数台あったMIDI音源を全てどけて、ディスプレイとキーボードを置くスペースを作り、音源はソフトウェア音源だけのシンプルなシステムにしてみた。
お気に入りのENSONIQ KS-32と、ヘッドホンアンプとしても使っているミキサーは残置。
ディスプレイは以前紹介した小型テレビ、キーボードはありもののUSBキーボード、マウスは先日購入したT620
ストレージは、交換で不要になったSSD(Crucial M4 64GB)がある。
いささか容量は少ないが、ほとんどOSを入れるだけでなので問題ない。
データ用には、これまた余り物の古い500GB HDDを利用。
オーディオ/MIDIインタフェースはTASCAM US-200を流用。
Windows8はキャンペーンで安価なアップグレード版を購入してあったので、余りものの在庫大放出だけで一式組み上がるかと思ったが、そうはいかず、結局パーツを買い足すことになった。
もともとこのPCパーツが余ることになったきっかけは、RAMの故障だったのだが、その後なぜかRAMが回復したように見えていた
だが、あらためてMemTest86でテストしてみると、またエラーが再発していた。
あきらめて買い直すことにしたが、昨今RAMの価格は結構高騰しており、DDR2メモリは在庫も減ってきているためか高値の店が多い。
いろいろ探して、ようやくCrucialのPC2-6400 DIMM 1GB2枚組 ( CT2KIT12864AA800 )がプレクス 楽天市場店にて1780円で売られているのを発見し、それを2セット購入。
(ちなみにもう売られていない。)
一応Crucialの製品だからブランド品?である。

また、ビデオカードも新調することにした。
このPCは内蔵GPUが無く、ビデオカードは必須なのだが、これまで使っていたRadeon HD 2600XTは5年以上前に買ったもので、さすがに古くて電力を使いすぎる。
コストパフォーマンスに優れたローエンドの現行製品となると、対象となるチップはRadeon HD6450かGeforce GT520・GT610となる。
両者の比較はこちらにあるが、Radeonのほうがゲーム向けには性能が良いらしい。
4Gamer.net ― 「Radeon HD 6450」&「GeForce GT 520」動作検証。ローエンド市場向けモデル2製品の実力を確認してみる
ただし、Radeon6450でもRAMがGDDR3だとGT520と大差ないという評判もある。
このPCではゲームをしないので、性能差よりもむしろ安定性、と考えると、ファンレス製品が多い6450はやや放熱が心配で、GeForce採用製品の中でも安価でファンが静かという評価があった玄人指向の「GF-GT520-LE1GH」にした。
価格はSofmap.comの通販で3,780円だった。

下記のベンチマークによるとGeForce GT520(360point)はIntel HD3000(305point)以上HD4000(457)以下という感じなので、まあ普通にWindowsアプリを使うぶんには問題ないだろう。
PassMark Software – Video Card Benchmarks – Mid-to-High Range Video Cards
ゲーム用としての性能はというと、Phantasy Star Online 2でのベンチマークの結果はこんな感じで、ぎりぎり30fps出るか、という程度。
動くことは動くが、他に性能の良いマシンがあるので、使う意味はあまりない。

そんな感じでDTM用PCが組み上がったが、ケースとRAMとビデオカードにそれぞれ4000円程度、合計12,000円弱の投資になっているから、お買い得感は正直微妙で、安いノートPCを買う方がコストパフォーマンスはいいかもしれない。

ともあれWindows8をインストールした後、81個のWindowsUpdateを通過し、さらにWindowsストアでWindows8.1へアップグレードして、慣れないWindows8.1を触りはじめたところだ。

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