先日買ったNORD RACK2はしばらくMIDIキーボード直結で音を出して遊んでいたのだが、ずっとこのままというわけにも行かないので、システムに組み入れることにした。
1月にDTM専用PCを組み立てたときは、「音源はソフト音源のみで」というコンセプトで考えていたのだが、Nord Rack2の導入によりこの構想はあっさり消えた。
余談だが、やはりソフト音源は、操作性においてハード音源に大きく劣ると実感した。
たとえばSynth1はNord Lead2を手本にしたということで、操作系は結構よく似ているが、音作りのしやすさは数段違うと感じる。
(Synth1が悪いのではなくて、ソフト音源は全般にという意味)
スライダやノブを外付けするデバイスもいっぱい出ているが(実は私も1つ持っている)、画面と操作するノブが一致しないので、使い勝手は今一歩足りない。
以下は、ほとんど自分のための覚え書き。
NORD RACK2を接続するために、追加のMIDIインタフェースが必要になった。
US-200のMIDIインタフェースはKS-32(キーボード)に接続しているので、入力系は
KS-32(OUT)→NORD RACK2(IN)→NORD RACK2(THRU)→US-200(IN)
で行けるかなと思っていたら、NORD RACK2にはMIDI THRU出力が無かった。
仕方ないので、NORD RACK2を接続するために、手持ちの機材から最もシンプルなMIDIインタフェース(ローランドUM-1)を引っ張り出して使うことにした。
古い機材だが、Windows8用のドライバがちゃんと提供されているのは立派。
若干残念なのは、PCを立ち上げないとKS-32からNORD RACK2を演奏できなくなってしまうこと。
そのため、単体で動作するMOTU micro expressかKAWAI MAV-8を復活させることも考えたのだが、やはり場所を取るので当面見送り。
PC側でKS-32からの入力をNORD RACK2へルーティングするには、「MIDI-OX」を使ってみることにした。
これはMIDI信号管理に特化したユーティリティで、システムエクスクルーリブの送受信や、MIDI信号のモニタ、ルーティング、フィルタリングなどが行える。
動作も安定していて非常に良い。
NORD RACK2の音声出力は、ミキサーからUS-200の音声出力に接続して、PCへ取り込めるようにした。
私の使っているミキサー(MACKIE 1202VLZ)はチャンネルをミュートすると、そのチャンネルが別の出力(ALT3/4)へ送られるので、その出力をUS-200の音声入力に送り、PCでエフェクトをかけてミキサーへ戻すような結線にした。
これで、通常はそのままミキシングされ、ミュートすればPCを経由してからミキシングされるような動作にできる。
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