
タオバイザーの操作方法についてちょっと書いておく。
といっても前回書いたように、タオバイザーはGoogle Cardboardなので、実際にはGoogle Cardboardの操作方法になるが。
ちなみにCardboardというのはボール紙のことだ。
Cardboard用のアプリは「Cardboard」。
もちろんGoogle Playからダウンロードできる。
このアプリに含まれる「Tutorial」で説明されている基本的な操作は
(1)ホームへ戻る方法
(2)クリックの方法
の2つ。
ホームへ戻るには、Cardboardを顔から離して、縦(右を下、左を上)にする。
これは簡単だ。
クリックのほうは、Cardboardに1つギミックが用意されている。
ドーナツ型の磁石2つで、スマホにクリックを伝える仕組みだ。
Cardboardの左側面にこの仕組みはついている。
もちろんタオバイザーも同様だ。
2つのドーナツ型磁石はCardboardの内側と外側にあって、内側の磁石は固定されている。
外側の磁石は固定されていないが、内側の磁石とCardboardを挟んで引き寄せあっている。
そして、この外側の磁石は下方向に少しだけ動かせるように、Cardboardに切り欠きがついている。

外側の磁石のドーナツの輪に指を引っ掛けて押し下げると、磁石は下へ動く。
指を離すと、磁石は内側の磁石に引っ張られて上に戻る。
磁石のこの動きに合わせて、周囲の磁力の状態が変化する。
その変化をスマホの地磁気センサで読み取り、磁石を指で押し下げたことを検出しているらしい。
Google Cardboardは頭に固定する仕組みがなく、片手で持って使うことになるので、側面にスイッチがあると使い勝手も良い。
ただ、スマホの機種によって磁気センサの場所が異なるためか、残念ながら一部の機種でしか使えない。
Xperia Z1fも、磁気センサは本体上部(横向きにした場合の左側)ではなく下部(右側)についているようで、うまく動作しなかった。
写真のような位置に磁石が来ると動作したので、おそらくセンサの位置の問題だろう。

完璧ではないとはいえ、よくこんな仕組みを思いついたものだと感心してしまった。
磁石の位置を何箇所かの中から選択できるようになると、対応スマホを増やせるだろうと思うのだが・・・
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