今年最後のお買い物。
7インチのWindowsタブレット、CPUはATOM Z3735F、RAM 2G、ストレージ32G。
中国・CUBE社製。
Windowsタブレットは、最近はどれもCPUはほぼ同じ。
大きな違いはRAMとストレージの容量で、安価な1G/16G系と、より実用的な2G/32G系の二極に分化している。
ストレージが64Gのものもあるが、あまり多くない。
個人的には、1G/16Gの製品はお薦めしない。
現時点、Windows8タブレットをコストパフォーマンスで選ぶなら、ベストチョイスはビックカメラの「インテルはいってるタブレット2 Si02BF」だろう。
無駄に豪華な化粧箱入り。
今回買ったiwork 7(赤札天国というネットショップで購入)は従来から販売されていた1G/16G品の後継?の2G/32G品。
その魅力は7インチと小型で、かつ軽量(280g)であることだ。
すでにiPad mini(200 mm × 134.7 mm × 7.2 mm、308 g)を持っているので、8インチのWindowsタブレットはちょっと手を出しにくい。
iwork7(190.88mm x 111.8mm x 8.8mm)は、片手でつかめる幅で、重量もちょっとの差だが、かなり持ちやすい。
そういう意味では、iPad miniよりもむしろKindle Paper Whiteの使用感に近い感じだ。
ただ、製品自体は中国からの直輸入品で、当然OSも中国版だが、自分で日本語化して使うことが(一応)可能、というマニア向け製品。
値段もmiix2 8などメジャーなWindowsタブレットが2万円前後なのに比べ、14,980円(税込)と若干安い。
もっとも、中国本土ではこういうタブレットが1万円で流通しているそうである。
ニンテンドー3DSよりも安いWindowsタブレットなのである。
もちろん、自分で日本語化しなければならないし、ほぼノーサポートというリスクはある。
(一応、中国語が分からなくても日本語化できるように、手順書がネット上に用意されている。)
ソフトウェアはそんな感じだが、ハードウェアは割としっかりしている印象。
ディスプレイはIPSの1280×720で、画質はかなり良い部類だと思う。
ただ、バックライトのリフレッシュレートは低いようで、デジカメで見てみるとチラツキがある。
インタフェースもMicroiHDMI、MicroUSB、イヤホンミニジャック、Micro SDカードスロットと充実している。
また、WiFiは b/g/nだが、Bluetoothも備えている。
箱の裏に書かれていたメーカー情報。
メーカーロゴのシール。色使いのセンスが怪しい。
ちなみにブート時のロゴもこの図柄。
2時間ほどかけて日本語化したあと、実際に使ってみた第一印象としては、タブレットとしてのサクサク感という意味では、やはりiOSやAndroidのほうに一日の長があるように感じた。
といっても、重いというのともちょっと違う。
タスクマネージャーを見ていても、RAMが足りないとかCPU使用率が上限に張り付いているとかいうことではないので、サクサク感はWindowsの特性か、あるいはGPUが一般的なPCよりも非力であるあたりに起因しているのかもしれない。
システムプロパティはこんな感じで、Windowsは32bit版だが、特に気になるところはない。
Windows8については、年初にDTM専用PCにもインストールしたが、それと比較するとiwork7の使用感は体感で70点という感じだ。
ちなみにこのDTM専用PCのスペックは、Pentium DualCore E5200に4GB RAM、64GB SSD。
ビデオカードはGeForce GT520を一応外付けにしている。
CPUベンチマークを比較すると、Z3735FはE5200の2/3程度のスコアだ。
体感で70点は、健闘しているほうかもしれない。
PassMark – CPU Performance Comparison
iwork7のBluetoothで、先日買ったThinkPadキーボードとも難なくつながった。
持ち運びPCとして、こういう組み合わせもアリだとは思う。
ただ、さすがにキーボードを打つ姿勢だとディスプレイが遠い。
もちろん画面も見づらい。
意外な落とし穴だった。
ソフトキーボードも反応は悪くないので、総合的には手持ち+ソフトキーボードのほうが快適かもしれない。
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