
1年半ほど前に購入したマウスコンピュータのゲーミングノートPC「G-TUNE NextGear i310」だが、最近は単なるノートPCとして使うことも多い。
持ち歩くにはやや重いが、自宅の中で使うには場所も取らず、なかなか都合が良いのだ。
ただ、どうも左上隅の全角・半角切り替えキーの反応が悪く、ストレスになっていた。
それに、短いスペースキーも気に入らない。
何度か書いているが、私は元来英語キーボード派なのだ。
以前i310レビューでも書いたが、このPCはもともとグローバル製品なので、英語キーボードのオプションパーツが入手できる。
いずれは・・・と思っていたが、ストレスが溜まってきたこともあって、交換にチャレンジしてみることにした。
入手は上記レビューで書いたとおり、aliexpressで。
価格は、送料も入れると37.48ドル。それほど高いわけではない。
発注から一週間あまりで、無事到着した。
交換作業は、いくつか参考になるページがあった。
NEXTGEAR-NOTE i300キーボード交換(W110ER): Naotosにっき
まさに同じことをされている方の記事。大変参考になる。
EUROCOM W110ER Service Manual (Page 41 of 102)
i310のグローバルでの機種名であるW110ERのメンテナンスマニュアル(英語)。
Webで見るとレイアウトが崩れて見づらいので、PDFでダウンロードすると良い。
Disassembly Clevo Netbook intellibook Repair Replace Guide – YouTube
機種は違うが、同じCLEVO社製ノートPCのパーツ交換ビデオ。
キーボードの部分はi310と全く同じなので、大変参考になる。
キーボードの取り外しは0:50あたりから、取り付けは8:30あたりから。
というわけで実行。
届いたキーボードユニットはこちら。

やっぱり長いスペースキー、大きなBackspaceキーはありがたい。
アンダーバー(_)が入力しやすいのも良い。
取り外しは、上記のリンクにも書かれているが、キーのF1、F6、F10、Insertあたりの上にある小さな穴に、細いものを突っ込んで、キーボードを留めているラッチを外す。
(ただし、実際にはF10の上にはラッチが無かったように思う・・・)
道具は、私は精密ドライバを使った。
上記のビデオはゼムクリップを伸ばして使っている。
いずれにせよ、直径0.6mm程度の硬い何かが必要。
穴を押すと、押しボタンを押したような感触がある。
これがラッチなので、押したままキーボードユニットを上にこじるように持ち上げる。
もちろん、全部のラッチを外すまでは、ちょっと持ち上がるだけだ。
下の写真は、全部外し終わった状態。

これで、キーボードユニットが動かせるようになるので、キーボードを接続しているリボンケーブルを外す。
コネクタの両端の黒い部分を、精密ドライバなどでディスプレイ側へ押すとケーブルが外れる。

交換するキーボードユニットの取り付けは、逆の順番で、まずリボンケーブルを接続する。
これは、キーボードユニットを垂直に立てて、リボンケーブルについている青いベロの部分を持って差し込めばよい。
ただし、コネクタの両端の黒い部分が引っ込んでしまっているとうまくいかないので、あらかじめ引き出しておく。

うまく差し込めたら、コネクタの黒い部分をタッチパッド側へ動かしてケーブルをロックする。
そして、キーボードユニットを取り付け、最初に外した4箇所のラッチのところをパチンと押し込めば完了。
次の写真は、上が交換後、下が交換前のキーボード。
スペース、Enter、Backspaceの各キーの幅が広くなり、打ちやすくなった。
右シフトは、ほんの気持ちだけ広くなったが、あまり使えない。

Windowsを起動したら、キーボードのドライバの入れ替えが必要だ。
この手順は、以下のリンクが詳しい。
Windows 7 101 英語キーボードに設定を変更する方法|キーボードマニュアル|Windowsマニュアル
基本的には、ドライバを「標準PS/2 101/102キーボード」に変えればよい。
これは「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックボックスをオフにしないと表示されない。
CTRLとCAPS LOCKを入れ替えれば完璧だ。
Ctrl2Capツールで[Ctrl]と[CapsLock]キーを入れ替える - @IT

交換した感想は、とても満足。
キータッチも、なぜかこの英語版のほうが良いような気がする。

2のキーの上は「@」。やはり、こうでなくては。
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