Volcaをミキサーに接続する際の注意点

国内でも海外でも、悩んでいる人をたまに見かけるので、メモ。
Volcaをミキサーに接続するときは、ケーブルの選択に注意。

具体的には、モノラル入力に接続するなら以下のケーブルがお勧めだ。
HOSA ( ホサ ) >CMP103 | サウンドハウス(0.9m)
HOSA ( ホサ ) >CMP105 | サウンドハウス(1.5m)
HOSA ( ホサ ) >CMP110 | サウンドハウス(3.0m)
プラグの形状は上の写真の通り。

逆に、使ってはいけないケーブルは、次の写真のようなものだ。

違いは、ミキサー側のプラグの電極が2つか、3つか。
3極のものは、使ってはいけない。

ミキサー側のプラグが3極になっている場合、それは、ステレオ入出力ではなく「バランス入出力」であることがほとんどだ。
(他にインサーション端子の場合やヘッドホン端子の場合がある。)

ステレオ入力端子は、左右が別の入力端子になっているのが普通。

バランス入出力とは、信号自体はモノラルだが、信号の極性を反転した信号線を追加することで3極になっている入出力だ。
ケーブルにノイズが載ってきたときは、この反転した信号線にも同じノイズが入るので、受信側で再度極性を反転して、もう一方の信号と加算すれば、ノイズ成分は反転したもう一方のノイズ成分と打ち消しあって消えてくれるという仕組み。
【今さら聞けない用語シリーズ】3分でわかる!オーディオ・ケーブルの種類とバランス・アンバランスの違い | Digiland (デジランド) 島村楽器のデジタルガジェット情報発信サイト

Volcaシリーズの出力端子はヘッドホン端子なので、信号自体はモノラルで、かつ同一の(極性を反転していない)信号が2つ出ている。
これをバランス入力に接続すると、音が非常に小さいか、ほとんど出なくなってしまう。

バランス・アンバランス両対応のミキサー入力端子では、通常の(アンバランス)入力とバランス入力を自動検出するようになっていることが多い。
Volcaシリーズをこのような入力端子に接続する場合は、「アンバランス」であると検出されるように、冒頭の写真のように2極のプラグを使う必要がある。

ちなみにミキサーは、もしVolca用に買うならエフェクタ付きのものが便利そうだ。
私はエフェクタは単体で購入したが、そこまでしないとしても、ディレイ、リバーブなどがあるとVolcaの楽しみがとても拡がるのでエフェクタは持っておくのがおすすめだ。

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