このところ、Volcaシリーズを結構長時間遊んでいる。
当然、電池では不経済すぎるので、ACアダプタを購入。
純正のアダプタは2000円弱で結構高い。
仕様が一致すれば、他の製品でも良いのだろうが、電源だけにあまり怪しいものは使いたくないのが悩ましいところ。
ちなみに仕様は下図のとおり。
9V 1.6Aとあるが、このACアダプタ(KA-350)はVolca専用ではなく、さまざまなコルグ製品で共通して使える。
先日発表されたminilogueも、ACアダプタはこのKA-350だ。
Volcaは電池で動くくらいだから、それほど電力は必要ない。
こちらのページによると、音を出してない状態では実測90mA弱らしい。
beatnic.jp : Power Tail
なので、1600mAの出力があるKA-350を1台で、3台のVolcaを動作させるくらいは余裕のはずだ。
以下の海外サイトではVolca 4台に分岐させる電源ケーブルが売られている。
Korg Volca multi-position daisy chain power supply cable | KVgear
ただ、いかんせん高価だ。
2000円×2を節約するのに、3000円も4000円もかけるのは哀しい。
そこで、自分で作ってみた。
材料は、ローランドの分岐ケーブル「F3487008R0」。
これはBOSSのエフェクターケース「BCB30」の付属品らしい。
SoundHouseで税込410円。
ただし、これはプラグ/ジャックともに、Volcaとはサイズが合わない。
ACアダプタのプラグのサイズはいろいろな規格があるが、もっともポピュラーなのは外径が5.5mm、内径が2.1mmのものだ。
どうやら、国際的には「汎用の」DCプラグはこのサイズであるらしい。
上記のローランドのケーブルはこのタイプのプラグ・ジャックだ。
一方、コルグのACアダプタは日本のEIAJの規格に沿っている。
ACアダプタ – Wikipedia
KA-350のプラグサイズはEIAJ #3、外径4.75mm内径1.7mmだ。
ちなみにEIAJ規格のDCプラグは、先端に黄色のリングがついているので見分けられる。
KA-350で先ほどのローランドの分岐ケーブルを使うには、プラグとジャックのサイズ変換アダプタが必要になる。
これが意外と見つからなくて苦労した。
結局、プラグ側の変換(5.5mm/2.1mm→4.8mm/1.7mm)は、秋葉原の千石電商で近いサイズ(5.5mm/2.1mm→4.0mm/1.7mm)のものを見つけて3つ購入。
これは、外径が合ってないが、プラグがジャックよりも細いし内径は合っているので、何とか使用できる。
ジャック側の変換(4.8mm/1.7mm→5.5mm/2.1mm)は、見つからなかったので、同じ千石電商でパーツを買って製作した。
といっても、ケーブル付きのジャックと、プラグ単体を買ってはんだ付けするだけ。
で、結局これらの変換アダプタが合計で1000円弱、それにローランドの分岐ケーブルが410円なので、そこそこ安くは済んだが、電車代や送料を考えるとどうだろう。
結局はんだ付けするなら、プラグとジャックを全部パーツで買うほうが安く上がりそうだ。
本当は、上で紹介したような既成の分岐ケーブルが安く出回ってくれると嬉しいのだが・・・。
.5/2.1mmDCプラグ3分配ケーブル |
4.8/1.7mm←5.5/2.1mmDCプラグ変換コネクタ |
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