昨年購入したNovation Circuitだが、最近はそれほど使わなくなっていた。
リズムとベースとコードをセットでループ作成ができるのは便利なのだが、プリセットの音色は独特のデジタルぽさがちょっと馴染めず、しかも音色自体は本体では作成できないというあたりがネック。
だが、最近新しいファームウェア(1.5)が出たので久しぶりに動かしてアップデートしてみた。
ファームウェア更新も含め、PCとCircuitの連携はCircuit Componentsという新しいサイトにいつの間にか集約されていた。
また、同じツールがPC上でのスタンドアロンのツールとしても提供されており、使い勝手は以前よりもだいぶ良くなったように思う。
Componentsではセッションとシンセの音色とパーカッションサンプル、それぞれのデータのCircuitへの転送やCircuitからの読み出し、クラウド上での保存などができる。
セッション、音色、サンプルのセットを「パック」と呼んでおり、管理はパック単位になるが、パックから音色のみを取り出すといったことは可能。
パックの中身の個別のサンプルや音色は、Components上で追加削除などの編集ができる。
音色の編集は従来通りFree Circuit Editorで行う。
データをCircuitとやりとりする際は、ウインドウ左下の「Connect」ボタンをクリックして、Circuitをブートローダモードに切り替える必要がある。
作成中のセッションなどは、切り替え前に保存しておかなければならない。
現時点で、Novationからは4つのパック(「Post-Industrial」「Peak」「Team Novation」「Factory」)が提供されており、これらのパックを試用することですぐにComponentsを使い始められる。
とりあえずのお勧めは「Team Novation」で、このパックにはデモ用のSessionも含まれている。PeakとPost-Indutrialは音色/サンプルのみで、セッションのプリセットは入っていない。
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