αJunoをMIDIコントローラーで制御するには

αJunoは36の音色パラメータがあり、それらはすべてMIDIのSysEx経由で制御できる。
しかし、一般的なMIDIコントローラはMIDI CCしか出力しないので、以前も紹介したRoland純正のPG-300の中古品や、現行製品ではMIDICLUB JUNO CTRLKiwiTechnics Patch EditorDTronics DT300などの専用デバイスが必要になってしまう。


汎用デバイスでは、べリンガーのBCR2000というコントローラが学習機能を持っていて、SysExも出力できる。
BCR2000は比較的安価(サウンドハウスで17000円程度)だしメーカーも中堅なので、これらの中では手は出しやすい。

PCを使うのがアリなら、以前紹介した音色編集ソフト「Alpha Base Editor」が、任意のCCをαJunoのSysExに変換する機能があるので、これを使うのが手っ取り早い。
「α-Juno Out」にαJunoが接続されているMIDI I/Fを、「Keybd/Ctrlr In」にMIDIコントローラが接続されているMIDI I/Fを指定する。
MIDIコントローラから入力されたCCが、設定した変換ルールに従ってSysExに変換されてαJunoに送られる。

SysExとCCの対応は自分で設定する必要があるが、設定をファイルに書き出せるので、私が設定したファイルをここに置いておく。
CCmap.map
このファイルの中身はテキストファイルで、
αJunoのパラメータ番号:MIDI CC番号
という形式で1行に1件ずつ記録されている。
αJunoのパラメータ番号はAlpha Base独自のもののようだ。
上のファイルでは、並び順をαJuno本体で表示されるパラメータと同じ順序にしている。
使用するCCは、汎用のパラメータとマッチするもの(カットオフ、レゾナンス、LFO関係、エンベロープの一部など)は汎用のパラメータを使い、それ以外は未定義のパラメータを割り当てている。
これでMIDIコントローラ経由でPWMやフィルタをぐりぐり動かせるようになるので、結構楽しい。
BCR2000はあれば便利そうだが、大きすぎてαJunoの上には載せられなさそうなのがちょっと残念かも。

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