SynologyのNAS「DS216j」を導入

これまで自宅で使っていたNASは6年ちょっと前に買った1TBのLinkStationだ。
当初想定していたMacのTimeMachine接続先としての用途はどうも安定せず、すぐ再構築することになってしまうので結局使わなくなった。
速度もあまり早いわけではないので、それほど使用頻度は上がらなかった。
酷使していないためか、まだ故障せず使えてはいるのだが、そろそろ買い替えも必要かと考えていたところ、ちょうどNTTX Storeで12980円というセールがあったので、この機種に手を出してみた。
DS216jはHDDを別途購入して取り付けるタイプで、2ベイなので2台まで内蔵可能。
今回は、HDDは1台だけにして、WD Blue 3TB(WD30EZRZ)をノジマオンラインで7300円で購入した。
併せて20000円強となるので、LinkStation等のシンプルなNASよりは若干高い。
シンプルなNASだと、3TBなら15000円程度だ。
1万3000円のNAS、どれだけ幸せになれるか | 日経 xTECH(クロステック)
だが実際に使用してみたところ、機能も豊富で使いやすく、差額分の価値は十分にあると思う。
ブラウザで動作するデスクトップ風のインタフェースはすごくよくできている。

スマホのように、新しいアプリケーションをダウンロードして追加することが可能で、USBポートにオーディオIFをつないでメディア再生させたり、プリンタサーバにしたりといった使い方もできる。
さらに、USBにWiFiやBluetoothのアダプタを挿して利用することもできる。
また、設定次第でインターネットから自宅のDS216jにアクセスする使い方もできる。
いろいろな機能が詰め込まれた、夢のある製品だ。
ちなみにDS216jには既に後継機のDS218jが発売されているが、違いはCPUクロック(1GHz→1.3GHz)のみ。
現状でもパフォーマンスは十分出ていると思うので、安く買えるならDS216jも良いと思う。
転送速度は、数GBを転送する場合の平均は70MB/s前後。
ということは560Mbpsなので、GbEの帯域を考えるとかなり速いし、WiFiから使う場合はこれ以上速くても意味がないだろう。
以下のベンチマークはネットワークドライブをマウントしてCrystalDiskMarkで取ったもので、上がDS216j、下がこれまで使っていたLinkStation。
3倍くらい速くなっているのが分かる。


なお、今回HDDの値下がりも感じたが、その震源はどうやら「SMR」という高密度化技術らしい。
この技術のためにHDDの容量あたり単価が下がり、それに引きずられてSMRでないHDDも値下がりしているようだ。
【福田昭のセミコン業界最前線】10TBの大容量HDDを実現した「SMR技術」登場の背景 – PC Watch
ただ、上の記事にもあるようにSMRはまだ枯れた技術とは言えないようだ。
速度も、SMRでは若干遅くなる傾向にある。
3TBのHDDだとSeagateのST3000DM007が7000円を切っていて最も安いのだが、これはSMR採用機らしいのと、Synlogyの互換性リストにまだ出ていなかったため、購入候補から外した。
Compatibility List | Synology Inc.
注意書きがある機種もあるので、HDDの購入時には一応チェックしたほうが良さそうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました