Synology Driveのデータベース領域を削減する

先日、HDDを増設したSynologyのNASだが、「Drive」というSynologyのアプリケーションでメインPCのデータをバックアップさせている。
これはPC側にインストールするソフトと連携して、PCの指定したフォルダをNASに同期してくれるもので、ファイルのバージョン履歴を管理する機能が付いている。まあMacにおけるTimeMachineみたいなものだろうか。
で、ふと気づくとNASのディスク容量不足の警告が出ている。バックアップデータ自体は1TBもない程度で、他にファイルサーバとして500GBくらい使用しているが、合わせて1.5TBだから、3TBのHDDが容量不足になるのはおかしい。
調べたところ、この「Drive」というアプリは標準で32世代までのバージョン管理(古いファイルや削除したファイルを保存しておいてくれる)ができるのだが、そのための領域(「データベース」と呼ばれている)が大きいらしい。
最新版しか保管しないようにすれば、データベースはほぼ不要になるはずだ。
その設定は可能なのだが、実際に設定してみてもデータベースは小さくならなかった。
一定期間後にデータベースが削除されるという話もあるようだが、待てないのでいったんDriveをアンインストールしてからインストールし直したら、ようやくデータベースが小さくなった。

ただ、これをやるとPC側のソフトとNAS上のDriveアプリとの認証関係が消えてしまうので、PC側の設定もやり直さなければならななくなる。
私の場合は単に写真が入っているフォルダを同期しているだけだったので、大した手間ではなかったが、複雑なバックアップ設定を行なっている場合は、事前にちゃんと設定をメモしておかないと大変面倒なことになる可能性がある。
また、NASに残っているファイルに関係なく、全てのファイルが再度アップロードされるので、NASに残っているバックアップは別の場所に移し、アップロード完了後に削除する必要がある。

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