KORG WaveDrum WD-Xを購入

以前から興味があったKORGの「パーカッション・シンセサイザー」WaveDrumを買ってみた。
たまたまデジマートを覗いていたら、美品中古が税送料込12,800円だったのでポチっと。
WaveDrumは、ドラムの打面の振動を圧電素子で拾って、その信号でDSPで物理モデリングされた楽器を鳴らす、というようなものであるらしい。
物理モデリングされた打楽器、というのは、共鳴胴をとても小さな部屋でリバーブが効いているようなもので、そこに打突時の音が入力されるような感じ。
そういえば、Volca Drumもそういう物理モデル(打楽器系と管楽器系の2つ)がエフェクタとして入っている。
楽器パラメータは本体で編集できるが、MIDIとかUSBなどのデジタルインターフェースは無い。あくまでリアルタイムに演奏するための楽器だ。


打面はドラム用の皮(ヘッドというらしい)を使う。また、周辺の金属部分(リム)もセンサーが入っており、叩くとヘッドとは別の音色が出るようになっている。
また、打面中央にクッション+圧力センサが入っており、中央を押すとSE的な音が出たり、逆にミュートされたり、音色や音高が変わったりする。

音源部分はシンセサイザーで、ヘッド、リムからの信号がそれぞれ物理モデリング(アルゴリズム)とPCM再生を駆動する構成になっているようだ。

この楽器、初代が発売されたのは1994年。当時はかなり重量がある楽器だったらしい。
今回購入したのは2009年に発売された「WD-X」で、これは半導体の進歩のおかげか、2Kg程度と軽く、サイズも小さくなっている。
ASA-CHANG「WAVEDRUM」インタビュー | KORG (Japan)
その後、2011年に「WaveDrum Oriental」、2013年に「Global Edition」が発売されている。
KORG技術者が直々に解説!スネアにもコンガにもなるシンセ・パーカッション「WAVEDRUM」とは?【楽器フェア2018】

WaveDrum miniというスピーカー内蔵の小型版も発売されているが、こちらはWaveDrumと比べると演奏性の面ではいまひとつ、という評価をよく見かける。
Koassilator同様、ルーパーが入っている。手軽に遊べるガジェットということだろう。
ASCII.jp:バスドラ+スネアで1kgって!? 本格プチ楽器「WAVEDRUM Mini」 (1/5)|四本淑三の「ミュージック・ギークス!」
初代から開発を続けているのは本橋春彦さんという技術者。Kaossilatorなどを企画した坂巻さんとの以下の対談記事が面白い。
電子楽器が楽器になるように。演奏というものを追求し続けるエンジニア―コルグ 開発部 本橋春彦 | Builders~楽器をつくるプロフェッショナルたち | Rittor Music Magazine Web
ちなみに「Global Edition」「Mini」の代から、それまで使っていたDSPとは別のものに切り替えたらしい。
開発インタビュー(だいぶ技術寄り)が以下にある。
アナログ・デバイセズのSHARCプロセッサが、フィジカルモデリングを採用した電子ドラムWAVEDRUMを支える
この本橋さん、他にも商品になっていない謎の電子楽器をいろいろ自作されているらしい。
本橋HAL彦でYouTubeを検索するといろいろ出てくる。
下の動画はリボンコントローラを使ったTAOという楽器。


なおWaveDrumは、ヘッドは消耗品なので張り替えるのだが、ヘッドによって音が変わったりするそうだ。意外とアナログな感じ。
また、ヘッド表面のコーティングによって演奏にも違いが出てくるらしい。
KORG WAVEDRUM
しばらく遊んでみたが、パーカッションは初めてなのでなかなか慣れない。
KORGの解説ビデオもあるが、それ以前にYouTubeで普通のパーカッションの奏法入門を見ないといけないかも。


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