最近、興味深いshuffle周辺機器が発表された。
ShuffleのUSBポートに取り付けるタイプのイヤホンだ。
ストラップイヤホン for iPod Shuffle – SL-NE1
何が不思議と言って、USBポートには音声出力は無いのである。
通常のUSBポートは4ピンで、それらは電源に2本、デジタル信号線に2本割り当てられている。
ところが、この製品はそのUSBポートから音声信号を取り出しているようなのである。
いったいどうやって音声信号を取り出しているのか?
調べてみると、同様にUSBポートから音声を取り出しているらしい製品が見つかった。
これらの製品も、iPod shuffleのUSBポートしか使っていない。
(ただし、この方式は音質があまり良くないというレポートもある。)
色々調べてみると、ShuffleのUSBコネクタには、通常のUSBコネクタには無い5つの端子が付いているらしい。
このページの写真を見ると分かる。
An iPod shuffle on the inside…
この5つの端子はそれぞれ何に使われているのか不明だが、少なくともこれらのどれかが音声出力であることは確かなようだ。
こちらのページのコメントによると、
Hidden features of the iPod shuffle’s USB plug
「一番左のピンはノイズが出ている。左から2番目のピンは、変調された高周波信号が出ている。デジタルオーディオ出力ではないかと思われる」
とある。
結局、ピンの使われ方は、まだ明らかになっていないようだ。
色々、調べている人はいるようだが。
Different iPod Shuffle hack – a power supply + docking station
想像だが、ストラップイヤホンのような製品が出てくるということは、5本のうち2本は電源ラインではないだろうか。
この製品は電源を内蔵していないので、外部から電力供給が必要なはずだ。
USBポートの電源端子も電力供給に使えないことはないが、本来この電源端子はPCなど、USBのホストがshuffleに対して電源を供給するためのものだ。
shuffleのようなデバイスが電源を外部に供給するために使うと、本来とは逆の使い方になる。
音声はデジタル出力だろう。
アナログの音声出力は出ていないと思う。
もし出ているのなら、もう誰かが見つけているはず。
音声のデジタル出力は、おそらくDAコンバータに接続できるような信号だろう。
シリアルデータだとすると、データ/クロック/LR選択の3本、というところだろうか。
うーん、SL-NE1、買って分解してみたいなあ。
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