昨日から使い始めたiPod Touch。
これはやはりiPodというより、小型コンピュータなんだなあと納得。
大体、昨日まずiTunesに接続したらファームウェアを更新させられたのだが、そのファームウェアが277MBもあったのだ。
これは、Windows95より巨大なシステムだ。
見かけはタッチパネルのついたiPodに見えるが、iPod TouchはiPodとは別物だ。
かつてはこのジャンルはPDAと呼ばれていたが、当時のPDAは電子手帳が出発点だった。
しかしiPod TouchはMacのブラウザ機能やiTunes機能が出発点になっているようだ。
メール、Web、それに写真や音楽などのデジタルメディア、それぞれの閲覧機能だけを取り出してミックスしてある。
閲覧ではなく制作のほうはMacやPCの仕事、ということなのだろう。
そういう意味では、今はやりのNetBookともちょっと違う。
NetBookは普通のPCをそのまま縮小したものだ。基本的にPCの機能を全て持っている。
しかし、普通の人は閲覧と制作の比率は8:2とか9:1なのではないだろうか。
だとすると、NetBookの1/10の重量のiPod Touchで十分、という人は沢山いるだろう。
iPod Touchを使っていると、アップルはおそらくNetBookなど出さないだろうな、と思う。
もし出すなら、制作という点でMacBookと遜色ないものにしなければならない。
それには、キーボードやタッチパッドの大きさも計算パワーもある程度必要だ。
そのあたりを犠牲にせずに小さく軽くというと、MacBook Airくらいが限界だろう。
ネット閲覧専用マシンとしてのiPod Touchは、大きさ重さと機能や快適さという総合的なバランスを考えると、すごくいい。
PCでの使い勝手とはもちろん異なるのだが、読むスピードという意味では携帯とは比較にならない快適さだ。
私はLivedoor Readerの結構ヘビーなユーザなので、無料のLDR Touchというアプリケーションをダウンロードして、RSSフィードを読んでみた。
画面も小さく字も小さいが、実際にはPCよりも目からの距離が近いので、以外に読み辛くはない。
ローカルにデータを保存するので、電車の中でも使えそうだ。
ちなみに現在、旧製品の処分品も少し安く出回っているが、やはり買うなら高速&スピーカー内蔵の第二世代がオススメ。
8GBモデルだと2.5万円前後だが、この価格でWebがこれだけ快適に閲覧できるモバイル端末は他にない。
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