KTV-FSUSB2のハッキング(5)

再びKTV-FSUSB2の話題。
このところ、もっぱら新版ハードウェアの話題が多かった2ちゃんねるのスレッド。
今日は久しぶりに旧版の話題が登場。

【KEIAN】KTV-FSUSB2/PCIE 解析スレ 04 【TS抜き】

295 :名無しさん@編集中:2009/09/12(土) 17:26:01 ID:mII45YdU
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org132993.zip.html
旧版用CyUSB.sys使用バージョン

使ってみたが、TVTestで使う場合にはこちらのほうがチャンネル切り替えが格段に早い。

この新しいドライバは、KTV-FSUSB2のドライバを完全に新しいものに置き換える。
ドライバを置き換えるので、標準添付されるDigiBestTVは使えなくなるが、
実際には、最近全く使っていないので、この機会にTVTestに移行することにした。

新しいドライバでは、

・KTV-FSUSB2に新しいファームウェアを転送
・Cypressの標準ドライバを使って、転送したファームウェアと通信

という動作になっているらしい。

Cypressは、KTV-FSUSB2に入っているUSBコントローラのベンダ。

なので、使用するにはCypressの標準ドライバが必要だ。
また、新しいファームウェアを転送する際に、メーカー添付のドライバも必要。

インストールの仕方は添付されているREADMEに詳しく書かれているが、一応解説。
(WindowsXPの場合)

(1)Cypressの標準ドライバを入手

http://www.cypress.com/?rID=34870から、「CySuiteUSB_3_4_1_B20.zip」をダウンロード。

解凍してインストールし、

C:Program FilesCypressCypress Suite USB 3.4.1Driverbinwxpx86

のcyusb.sysとcyusb.infを適当なフォルダにコピーする。

(2)infを書き換え
コピーしたcyusb.infをメモ帳で開いて、

;%VID_XXXX&PID_XXXX.DeviceDesc%=CyUsb, USBVID_XXXX&PID_XXXX

%VID_0511&PID_0025.DeviceDesc%=CyUsb, USBVID_0511&PID_0025

に全て書き換える。

また、ファイルの最後のほうにある

VID_XXXX&PID_XXXX.DeviceDesc=”Cypress USB Generic Driver (3.4.1.20)”

VID_0511&PID_0025.DeviceDesc=”KEIAN KTV-FSUSB2 DTV Tuner Device”

に書き換える。

(3)ドライバをインストール
デバイスマネージャから「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」の中の

ISDB-T Japan 13 Segment USB adapter for Fujitsu MB86A20S(BDA)

のドライバを更新する。

更新は、「一覧または特定の場所からインストール」で、書き換えたinfファイルのある
フォルダを指定して行う。

(4)必要なファイルをTVTestのフォルダに入れる
ダウンロードしたDLLのほか、オリジナルのドライバディスクに入っている

ISDBTJMB86A20SBDA.sys

を入れておく。
オリジナルのドライバに入っているファームウェアを読み出して、パッチを当てて
KTV-FSUSB2に送り込むらしい。

(5)アプリケーションの再設定
以前の記事を参照。
ただし、「BonDriver_KTV.dll」を「BonDriver_FSUSB2.dll」に読み替える。

TVRockのほうも、アプリケーションのオプションでドライバ名を指定しているので、修正を忘れずに。

使い勝手は格段に良いので、TVTest+BonDriver_KTV.dllで使っていた人は、
ちょっと面倒だけれど、こちらに乗り換えることを強くオススメする。

チャンネルの切り替えが早いし、BonDriver_KTVで良くあった、チャンネル
切り替えの際に時々ハングアップする現象も無くなっている。

さらに、このドライバならWindows2000でも動作するようだ。

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