普段、PCで音楽を再生するとき、あまり音質は気にしていない。
BGM目的だからだ。
でも、たまに音楽に浸りたくなることがある。
そういうとき、PCの音質には不満が残る。
実は、PCの音質はWindowsによって低下させられている。
もちろん、Windowsが悪いわけではない。
これは利便性と音質を天秤にかけて、利便性を取ったからなのだ。
「ASIO」を使うと、Windowsをバイパスして、PCのサウンドハードウェアの本来の性能を発揮させることができる。
この方法は程度の差はあれ、どんなPCにも有効だ。
音がクッキリして、以前は聞こえていなかった音が聞こえるようになる。
音が出るだけのいい加減なスピーカーでは駄目だが、iPodの付属品のイヤホンでも、その差はハッキリ分かる。
ASIOを使うには、ASIO4ALLをダウンロードしてインストールする。
インストールするだけで、特に設定はしなくても普通は大丈夫だ。
また、プレイヤーソフトもASIOに対応したものが必要になる。
残念ながらiTunesはASIOには対応していない。
先日紹介したQCD PlayerにはASIO対応のプラグインがある。
QCD Playerでは、設定→プラグインで「プレイバック」を選択し、さらに「プラグインを取りにいく(英語)」のリンクをクリックする。
するとブラウザでプラグイン取得の画面が出るので、「ASIO playback」のインストールボタンを押す。
インストールが完了したら、再び設定メニューの「プラグイン」の「プレイバック」設定画面を出し、「ASIO Playback plug-in」にチェックを入れる。
他にASIOが使えるプレーヤーソフトとしては、「foobar2000」や「SoundPlayer Lilith」が有名だ。
なお、ASIOが使用されている間、他のアプリケーションは一切、音声が出力できなくなる。
Windowsのビープ音なども聞こえなくなる。
だから、ASIOを常用したければ、サウンドカードを増設しなければならない。
安いサウンドカードでも、結構効果はある。
もっと音質を追求するなら、最近だとONKYOのSE-90PCIなどは評判がいいようだ。
ちなみに、バランスを考えると、ヘッドホンもそれなりのものがあったほうがよい。
私のお勧めはオーディオテクニカの1万円台の製品。
音質にクセが少なく、コストパフォーマンスも良い。
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