働く、というのは社会に参加するということだ。
学校に行ったり同世代の仲間と繋がるのとは違う。
その社会参加の最初の段階で、つまづく人もいる。
それはほとんど運でしかない。
自分は運がとても良かったなあ、と、私は思う。
運が悪いと、どうなるか?
「ブルーカラー・ブルース」はそのサンプルだ。
天変地異や理不尽な運命に翻弄されているわけではない。
身から出た錆、のように見えなくも無い。
でも、上へ引き上げる手ではなく、突き落とす手、足を引っ張る手ばかりが
現れる、そういう運の悪さがある。
悪いのは自分、のようでいてそれだけでもない。
後半、少しずつ運が向いてくる。
逆にそれは自分が頑張ったから、のようでいてそれだけでもない。
運のせいだけではなく、かといって自分のせいだけでもない。
偶然と必然はそんなに簡単に割り切れない。
せめて無理にでも、明るく笑って、良い運には感謝して生きよう。
ハルシオン・デイズ: 作者のサイト
Yahoo!コミック: 少しだけ読める。
ブルーカラー・ブルース 価格:650円(税込、送料別) |
コメント