今度は動画撮影について。
まずはスペックから。
解像度 | 1280×720 |
フレームレート | 29.98 fps |
ファイル形式 | MOV |
圧縮方式 | H.264/AVC |
ビットレート | 約11Mbps |
音声 | モノラル16bit/44.1KHzサンプリング |
音声コーデック | AAC |
さて、一言で言ってしまうと、動画撮影では、静止画を毎秒30枚撮影したものが撮れる。
つまり、動画の1フレームを切り出したものと、静止画撮影したものとは、ほぼ同じ。
実際には、水平1280ピクセルあるので、静止画よりも優秀だ。
(静止画の場合は水平960ピクセル)
以下に、動画から1フレームを切り出したものと、静止画を載せる。
水平方向のピクセル数以外、全く違わない。
(上: 動画、 下: 静止画)
念のため、等倍の中央付近の切り出しも載せておく。
(上: 動画、 下: 静止画)
画質の面でも、夜景なのになかなか綺麗に写っている。
裏面照射型なので感度は高いのだろう。
撮影中は、ズームはできないが画面をタッチしての露出補正は可能だ。
撮影時間も、11Mbpsで計算すると、1GBあたり12分間。
バッテリがもつかどうかわからないが、2時間撮影しても10GBで済む。
なお、縦位置で撮影すると縦1280×横720の動画が撮影される。
こんな動画が撮れるカメラは珍しいかも…。
動画からパノラマを生成するソフトを使えば、高解像度のパノラマが作れそうだ。
撮影した動画は静止画同様にカメラロールに保存される。
再生画面からトリミング編集が可能。
編集結果は上書きか新規保存が選べる。
もっと複雑な編集をしたければ、600円でiMovieが購入できる。
総じて、動画撮影に限って言えば、第四世代iPod Touchは低価格帯のコンデジ以上と言える。
現時点、最薄のHDビデオカメラかも。
コンデジでも720pの動画撮影は珍しくないが、実はコーデックがMotion JPEGのものが多い。
MotionJPEGはビットレートが高いため、同じフラッシュメモリ容量なら撮影時間が短くなってしまう。
ただ、iP{od Touchでは静止画の画質はコンデジにかなわないので、
逆に動画を撮って静止画を切り出すほうがよいかもしれない。
1枚目の写真も、そうやって切り出したものだ。
位置情報は記録されないようだが、それを除けば前述のようにファイルサイズも
大したことはないし、撮影サイズが少し大きいというメリットもある。
静止画の切り出しはQuickTime Player等で画像をコピーすればよい。
もっと簡単には、動画をiPod上で再生して、一時停止してスクリーンショットを取る手も。
動画は画面とアスペクト比が違うが、再生画面をダブルタップすれば両サイドが切り捨てられる。
コメント
ipod4gのレビューすべて拝見しましたが素晴らしいレビューでした。とても分かりやすく助かりました