日立の2TB HDDはAHCIモードで

今年の年明けに買った日立の2TB HDDだが、ビデオなど大きなファイルのコピーや連結に
妙に時間がかかるのが気になっていた。
数百MB程度のものでも、同じ日立の1TBモデルよりも明らかに遅い。

その原因がSATAのモードの違いにあることを、先日偶然知った。

価格.com – 『ファイルコピーがとてつもなく遅い』 日立グローバルストレージテクノロジーズ HDS722020ALA330 (2TB SATA300 7200) のクチコミ掲示板

2TBモデルでは、SATAのIDE互換モードでは遅くなるそうだ。
実力を発揮させたければAHCIモードで使わないといけないとのこと。

このAHCIモードだが、WindowsXPではドライバが付属していない。
また、チップセットがAHCI対応のものであることも必要。

つまり最新のマザーボードでWindows7を使っているならAHCIモードで動いている可能性が高いが、
私のようにXPを使っていると、IDE互換モードになってしまう。
そして、なぜかこのHDDはIDE互換モードでは遅い。

というわけで、XPユーザなら日立の2TBモデルは避けるのが無難。

とはいえ、自分では既に買ってしまっているわけで…。
ディスクの遅さはかなりストレスになっていたので、思い切ってドライバの更新に挑戦してみた。

しかし、OSが入っているHDDのドライバを弄るのは非常にリスキーだ。
幸いにして、私が使っているマザーボード(P45NEO3-FR)はAHCI対応のIntel ICH10Rと、
JMB363という二つのSATAインタフェースが付いている。
そこで、これを活用してAHCIドライバを導入してみた。

具体的には、

1. HDDをJMB363側に付け替え、
2. BIOSでICH10RのSATAインタフェースをAHCIモードに変更し、
3. Windowsを起動してAHCIドライバをインストールし、
4. 再起動してインテルのユーティリティでAHCIの動作を確認したら、
5. HDDをICH10R側へ戻す。

という手順。

ドライバとユーティリティは、インテルからラピッドストレージテクノロジというツールを
ダウンロードすればよい。

ダウンロード・センター

ちなみにこのツールはAHCIインタフェースがないとインストールできない。

さて、実際にAHCIで使ってみたら、確かにファイルコピーなどが速くなった。
かなり大きな違いだ。
といっても、普通よりもだいぶ遅かったのが普通並になっただけだが。

なお、念のため書いておくが、このドライバ更新はしくじるとWindowsが起動しなくなる危険もある。
それに、日立の2TBモデル以外では特にメリットも無い。

なので、私のように強い不満を感じている人以外にはお勧めしない。

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