絵を描く技術が無くても上手く描ける? Live Sketch HD

Live Sketch HDはiPad用のお絵描きソフト。

ツールは描画と消しゴムだけ、
設定できるのはカラーだけ。

線の太さも、ペンのタッチも、
何も指定できない。
指の動きだけがすべてだ。

極めてシンプルなツールだが、
他に無い仕掛けがある。

右の絵は私が10分くらいで描いた、
卓上の花の写生。

この絵の細かい線は、全部Live Sketch HDが
自動で付加したものなのだ。

この、線の自動付加機能が、Live Sketch HDの
唯一の、そして非常にユニークな機能だ。

線が描かれる仕組みは意外とシンプルだ。

IMG_0059.jpg

上の絵の、水平線は手書きで描いたもの。
縦の細かい線は、自動で生成されたものだ。

Live Sketch HDでは、既に描いた線の近くに線を引くと、それらの間に
自動で細かい線が追加されるのだ。

そして、4本の線は上から順に描いたが、線を引く早さに違いがある。

1本目は普通に、2本目は早く、3本目はゆっくり、4本目はさらにゆっくり。
その早さによって、細かい線の密度が違ってくる。

仕組みはこれだけなのだが、これを把握すれば、手描きの100分の1の労力で描ける。
陰影付けが全部自動で行われるようなものだ。

やや難点は、この自動生成機能をオフにできないこと。
たとえば水玉のような、小さな丸を描くことができない。
描いても、周りに線があると、反応して勝手に膨らんでしまうからだ。

しかし、ともかく面白いツールなので、iPadをお持ちの方は試してみることをお勧めする。

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