スポンサーリンク
スポンサーリンク

E-PL2の階調コントロール

E-PL2の階調コントロールについて、詳しい話をdpreview.comで見つけたので、紹介しておく。

PENシリーズは皆同じだと思うが、メニューから4つの階調モードを選ぶことができる。

オリンパス ハウツーグッドピクチャー[機能解説 階調]

何もしない「標準」と、「ハイキー」「ローキー」に加えて、「オート」というモードがある。

この「オート」モードは、ダイナミックレンジを広げる働きをする。

似たような機能は、ニコンの「アクティブD-ライティング」やキャノンの「オートライティングオプティマイザ」など、どのメーカーにもある。

E-PL2は工場出荷時の設定で、これが(「標準」ではなく)「オート」になっている。

階調「オート」の時の動作は、ここに詳しく記載されている。

Olympus E-PL2 Review: 9. Dynamic Range: Digital Photography Review

以下、超訳。

以前のEシリーズと同様、E-PL2はオリンパスのShadow Adjustment Technology(SAT)を採用している。これは階調を「オート」に設定すると有効になる。カメラはおよそ1/3段ほど露出をアンダーにして、ハイライト部の飛びを抑え、トーンカーブを調整して中間部・シャドー部を持ち上げる。全体として、ハイライト部でおよそ2/3段分のダイナミックレンジが得られ、シャドー部のディティールも若干得られる。代償は、これによって低ISO時でさえシャドー部のノイズが著しく増加することだ。従って、この機能を常時オンにはしておくべきではないだろう。オリンパスの最近の一眼レフおよびEシリーズと同様、他の2つの階調モード「ハイキー」「ローキー」もある。

E-PL2は、オリンパスの一連のピクチャーモードも装備している。被写体および目指す絵に従って、モードを変更することができる。しかし、すべてのモードはほぼ同一のトーンカーブを用いており、ハイライトとシャドーが飛ぶ限界点も同じである(違いはトーンには出るが、コントラストには現れない)。

オリンパスの以前のモデルのベースISOは100だった。ISO 100では、ISO 200に比べハイライト部が1段分ほど狭くなる。このため、我々は、ハイライトの飛びを避けるために、ISO 100を使わないことを推奨していた。E-PL2では、オリンパスは賢明にもISO 100を完全に無くした。結果として、ハイライトが飛ぶポイントはすべてのISO設定において、ほぼ同じになった。階調「オート」はオンになっていても、ISO 3200とISO 6400では機能しないことには注意して欲しい。これらのISOでは、階調「標準」と同じトーンカーブになる。

このパラメータを変化させたときのダイナミックレンジの広がり具合の図は、
元記事に掲載されている。
(なぜか黒飛び・白飛びするポイントの図が表示されないけど…)

E-P3のレビューのページでは、他機種との特性の違いも見ることができる。

Olympus PEN E-P3 Review: 15. Dynamic Range: Digital Photography Review

E-P1の階調については、こんな記事も。

新世代マイクロ一眼「OLYMPUS PEN E-P1」がもたらす新しい映像表現 | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO

ここでも、ISO 100はダイナミックレンジが狭いということに言及されている。

E-PL2ではISO 100が無くなり、代わりにシャッタースピードが1/4000まで速く
なったのは、こんな背景によるものらしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました