2011年が終わる。
例年に無く、いろいろなコトが終わってしまった一年だった。
スティーブ・ジョブズの逝去は象徴的な出来事だったが、これまでの35年にわたる
「パーソナル・コンピュータ」の時代が区切りを迎えたのだと思う。
また、これはPCを中心とした「電子機器」全体の区切りでもある。
PCを中心とした「電子機器」の機能向上よりも、ネットワークの向こうの
「クラウド」の進化の方が早くなってしまったからだ。
これからの電子機器は、それ自体の高機能化、高性能化ではなく、クラウド側の
進化を、ユーザにいかに早く、直接的に届けることができるかが重要になるだろう。
iPhone、iPadのように、アプリケーションをダウンロードしなければならないのでは、
まだまだだ。
クラウドのための新しいガジェットが出てくるのは、これからだ。
そして、創造力ある人たちは、これまでのように独力で「知的自転車」を漕ぐのではなく、
進化し続けるクラウドの力を使って、皆が皆を加速していく、そんな時代になるのだと思う。
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