
注文していたロジテックのBluetoothポータブルスピーカー「Mini Boombox」が届いたので、ちょこっとレビューしてみる。
iPod Touchとペアリングさせて、問題なく完了した。
まずはPat Methenyのアルバム「Imagenary Day」からお気に入りの一曲、「Follow me」を再生してみる。
第一印象としては、高音低音ともに、意外と良い。
もちろんサイズから考えれば、という意味で、伸びやかさはない。
しかし、安物スピーカーにありがちなスカスカヘナヘナした音ではなく、それなりに身の詰まった音だ。
続いてステレオ感と低音をチェック。
Deep Forestの「Boheme」から、「Marta’s Song」を再生。
正直なところ、ステレオ感は全く無いと言っていい。
もちろんスピーカーは二つ搭載されているようだが、この幅では、信号処理でスピーカーの外側に定位させなければ、広がりを出すのは無理だろう。
低音も大して出ていない。しかし、その割にバランスは悪くない。
底面のゴムがやや吸着性があり、これで机にしがみつくような形になっているので、粘れるのかもしれない。
低音高音が弱いためか、相対的にヴォーカルが強く出てくる感じがする。
iPodのイコライザーで、周波数バランスは変えられるが、「なし」 か「Rock」が個人的にはお勧めだ。
次はジャズ。Bill Evans Trioの「Waltz for Debby」から「My Foolish Heart」を。
ベースの低音はさすがに苦しい。ピアノは、それほど悪くない。
しかし、ドラムスのノイズ系の音が目立ちすぎて、耳障りに感じることはある。
小型のスピーカーの限界はそこらへんにありそうだ。
ただ、全体的な第一印象としては「非常に良い」。
確かに高音低音ともに出ていないのだが、逆に鳴らせる範囲の音に付いてはクリアだしバランス良く鳴っている。
7,000円だとちょっと高いと感じるが、5,000円程度ならお買い得と言えるだろう。
私の用途では、使い勝手の条件は完全にクリアしているし、音質も想像以上に良かったので、満足できる品だ。
なお、驚くのは音量。
このサイズなのに、本体とiPodの両方のボリュームを最大にするとものすごい音量になる。
壊れるのではないかと心配になるが、意外と音割れしたりはしない感じだ。
おまけ動画:
iPodもBoomboxも音量最大で、iPodのシンセサイザーのアプリで超低音を鳴らしてみた。
なかなかケナゲな感じだ。
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