マザーとCPUを交換した新PCだが、ついでにケースも交換しようかと思っている。
現在使っているケースは、メーカー製PCを購入したときのもので、使い始めてかれこれ15年目になる。
当時はCPUがPentium II 266MHzでマザーボードはASUS KN97-Xだった。
CPUにはファンが付いていなかった時代である。
このPCも、なんとファンレスだった。
その後、パーツ類は何度となく交換し、購入当時のパーツは現在では一つも残っていないが、唯一、ケースそのものは使い続けてきた。
もともとATX規格で流用には問題が無く、割としっかりした鉄製であったこともあって、交換するタイミングが無かった。
ただ、最近のケースと比べて問題だと思うのは、エアフローがあまり良くないこと。
今使っているケースはほとんど密閉型で、ファンをリアに取り付けられるのみだ。
5インチベイ2つをファン付きHDDケースにして、前面吸気にしているが、最近のCPUで使うには側面や上面にも吸排気できたほうがいいかもなと思うようになった。
そんなわけで最近ミドルタワーのATXケースを物色している。
希望は、
・床置きなので電源スイッチが上部にあること
・デザインがシンプルで飽きがこないこと
・USB3.0に対応していることが望ましい
・サイズはなるべく小さめで、高さが50cm未満のものが欲しい
・HDDが入るドライブケージは、サイドから出し入れするタイプがよい
・電源ユニットは下部設置型
・なるべく静音にしたいが、これは再重要項目ではない
以上の条件でざっと調べてみると、1万円前後で定番と言えそうなのはCorsairのObsidian 550D、AntecのP280、Fractal DesignのDefine R3 USB3.0というあたり。
ただ、P280は高さ52.6cmと若干大きい。
これらよりも安価な、5000〜7000円クラスのものだと、CorsairのCarbideシリーズ、Antec One Hundred、Lancool PC-K9B、K9XかPC-K65あたりも良さそう。
ただしフロントには扉が無かったり、ドライブケージがフロント-リア方向へ設置する旧来タイプだったりする。
ケースは実物を見て、細かいところもチェックしておきたいので、秋葉原に何度か通った。
その結果、Obsidian 550Dがまず候補から落ちた。
Obsidian 550Dは、マザーボードを取り付ける部分の周囲が盛り上がっていて、SATAポートが横向きについているP8Z68-VではSATAの接続に問題がありそうだ。
Corsairには、同一のシャーシを使用しているケースがいくつかあり、たとえばCarbide 400Rも同様の問題がある。
一方、C70は、同一のシャーシだがスペーサが高くなっているため、問題なさそう。
ただ、アクリルのサイドパネルは傷が付きそうだし、あまり好みではない。
また、Carbide 300Rは異なるシャーシであり、周囲の盛り上がりがないため問題なし。
Carbide 300Rと同一のシャーシを使用しているケースとして、Abee smart K05がある。
これは外装がアルミで高級感があるが、スイッチが中央になっているのが残念なところ。
Antec P280は、悪くはないが、やはりちょっと大きい。
特に奥行き560mmは、私の場合はネックになりそう。
Define R3は、USB3.0ポートが1つしか付かないのが若干残念だが、サイズも小さくデザインも良い。
ところが、近々後継機のDefine R4が登場するという。
8月中旬発売ということだったが、どうやら8月22日の発売になるようだ。
結局、Define R4を見てから決めることにした。
Define R4で問題があったら、Carbide 300Rでいいかなーと思っている。
コメント