
暑さが若干弱まった、夏休み最終日前。
休み前に購入してあった、CPUクーラーの交換に踏み切った。
クーラーは、当初はケースの交換の際に取り付け作業も行う積もりだった。
しかし、ケースの選定にちょっと時間がかかりそうなので、とりあえずクーラーだけ取り付けることにした。
クーラーはZALMAN CNPS10X Optimaで、秋葉原のソフマップで購入。
特売品で、1,980円と安かった。
取り付けが面倒という評価を見るので、少々気が重かったのだが、作業するならやはり休み中。
リテール以外のCPUクーラーを使うのは初めてなので、もし失敗しても、パーツを買いに行く時間的余裕もあるし…。
というわけで、以下は作業の記録。
同じクーラーを使われる方の参考のために。
(1)取り付け金具をクーラーに取り付ける。
4つのネジをゆるめて、取り付け金具をはさみ、ネジを締めなおす。
この写真はインテル用の金具で、AMD用は形状が異なる。
ゆるめるネジは写真の4つだが、左下の1つがやたらに固く締めてあって、ちょっとネジ頭をナメてしまった。
いきなり失敗かとガックリきたが、何とか復活。

(2)バックプレートにナットを取り付ける。
バックプレートの4本の足のそれぞれに、3つの穴の一つ(CPUソケットによって異なる)にナットを通し、スライドキャップで固定する。
裏表を間違えないように注意。

(3)CPUのグリスを拭き取る。
リテールクーラーを外し、CPUに残ったグリスを拭き取る。
私はキッチンペーパーと消毒用アルコールを使用したが、綺麗に取れた。

(4)バックプレートを両面テープでマザーボードに固定する。
マザーボードの裏側から、バックプレートのナットをマザーボードのクーラー取り付け用のホールに合わせ、バックプレートを貼り付ける。

(5)グリスをCPUに付け、クーラーをCPUに載せてネジで取り付ける。
クーラーはCPUに「載せる」感じになる。
ネジでバックプレートのナットに固定するのだが、クーラーがグリスで滑って動くのでやりにくい。
4つのネジはそれぞれ軽く止めてから、だんだん締めを強くしていくのが良い。

(6)針金の金具2本でファンを固定する。
ファンは文字のある側から無い側へ空気が流れるので、取り付けるのはリアパネルとは反対側になる。
メモリスロットとの干渉は、P8Z68-V/GEN3の場合、ぎりぎり回避している感じ。
マニュアルによると、ヒートシンクなどで高さが36mm以上あるDIMMの場合は干渉が生じるとのこと。

(7)Before-After。


クーラー交換後は、4.3GHzにオーバークロックしても50度台前半で収まるようになった。
リテールクーラーのときは、すぐに70度超えになって警告が出ていたので、すごい違いだ。
なにしろヒートシンクの面積が全く違う。
ただ、マザーボードに吹き付ける風が無くなったので、マザーボードの温度上昇には気をつけたほうがいいかもしれない。
今のところ、特に問題は無さそうだが。
クーラー交換の効果は今回初めて知ったが、20度の違いを2000円で買えるなら、確かに費用対効果はなかなか高いと思った。
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