HDMI入力つき小型モニタを購入

先々週の話になるが、小型の液晶TVを特価9980円で購入した。
SKNetのCLAiR(SK-DTV133JW)という製品で、「クレール」と読ませるらしい。
スペックとしては、13インチで解像度が1280×800ピクセルのグレアのLCDに、一応ステレオスピーカー内蔵。
電源はACアダプタで外付けだ。
家電メーカーの型落ちの液晶テレビが20,000円以下で買える状況にあって、一般の人にはやや微妙な製品である。
秋葉原のヨドバシで実物を探したら、隅の棚の一番下の段にひっそりと陳列されていた。
わざわざこの製品を選んだのは、安かったということもあるが入力端子が充実しているからである。
下の写真は、ちょっとわかりにくいが、左から電源、HDMI入力が2つ、アナログオーディオ入力、VGA入力、アナログAV入力(コンポジット・S端子切り替え可)が装備されている。

液晶モニタも15,000円以下になってきているが、1万円以下のクラスとなるとDVI入力しかないものが多い。
HDMI入力が2つもついていて安価なモニタは珍しい。
そして、小さく軽い。
画面は13インチだが、このままカラーボックス1段分にすっぽり入る大きさだ。
本体の重量は1.5Kgで、壁掛けにすることも可能だ。
上の写真にもちょっと写っているが、VESAマウント用のネジが付いているのである。
ちなみに壁掛けにする場合は、脚は簡単に取り外すことができる。
下の写真のように、単にネジ止めされているだけなのだ。

というわけでどう見ても、これはテレビじゃなくてTVチューナーをオマケにつけた、一昔前のPC用ディスプレイである。
第一、解像度が1280×800なのでアスペクト比は16:10である。
地デジ放送は16:9なので、このテレビで見ると若干縦方向に伸びて見える。
しかしながら、この小ささでPCに接続できるモニタというのが、今は非常に少ない。
PC用ディスプレイは、最低でも19インチ以上になってしまう。
それより小さいものとなると、今度はUSB接続するPC専用タイプになってしまって、HDMI入力ができないし、しかもあまり安くない。
他にこのスペックを満たすものと言うと「On-Lap」シリーズはHDMI入力がある。
だが、解像度は1366×768だし、価格も普通のLCD並み。
USB給電なので屋外でも利用できるというメリットはあるが…。
ノートPCに貼る液晶「On-Lap」新モデルを様々に活用してみた / デジカメやスマホ、PS3で意外に活用?HDCPにも新対応
また、TMYという会社がVERINIというシリーズで13インチや16インチの(おそらくPCディスプレイを流用した)液晶テレビを出している。
近所のディスカウントストア(オリンピック)では16インチが12,000円くらいだったので、多少大きくても良ければこれも選択肢に入るかもしれない。
なおこの16インチ品の解像度も1366×768だった。
1366×768というのは微妙な解像度で、TVだと16:9なのでこのサイズになることが多い。
しかしこの場合、PC側のビデオカードの能力によってはdot by dotで表示できないことがある。
その点、CLAiRは1280×800というPCで一般的な解像度で、フルスクリーンでdot by dot表示が可能だ。
ちなみに、サイドにはタッチ式の操作ボタンとヘッドホンジャックもある。

TV機能は番組試聴と番組表機能のみで、データ放送には対応していない。
番組表の動作は機敏で、機能が限られてはいるが、その範囲では快適に使える。
テレビが欲しい人にはお勧めしないが、小型のPC用HDMI接続LCDが欲しい人には、安ければなかなかお勧めだ。


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