PIEGA TS-3は気に入ったが、10万円超という価格では簡単には決められない。
しかしネットでいろいろ検索しても、ほぼどれも高評価で、値段以外で否定的な意見は見つからなかった。
オーディオ雑誌も見てみたが、発売が2006年のこのスピーカーを取りあげているものは今はほとんどない。
一つ参考になったのが「AUDIO REVIEW」誌の2012年9月号(fujisanでバックナンバーを購入できる)。
この号は特集が「10万円で買えるスピーカー選び」で、取り上げられている各スピーカーについて、1ページの品評の他に、
・ニアフィールドリスニング
・小音量時の様子
・DENON PMA-390REという普及価格帯のアンプを使用した場合
のチェックが付き、さらにフットプリントを分かりやすく示した図が付いている。
この記事で取り上げられているスピーカーは以下の通り。
PIONEER S-31B-LR
DALI ZENSOR 1
TANGENT EVO
TEAC S-300NEO
TANNOY Mercury V1
VICTOR SX-WD50
KEF Q300
SONY SS-K10ED
KLIPSCH RB-61 II
JBL STUDIO 530CH
MONITOR AUDIO Silver RX1
MHI Evidence MM01A
DYNAUDIO DM 2/6
YAMAHA NS-B750
B&W 685
MORDAUNT-SHORT MEZZO 2
ECLIPSE TD608MK3
ELAC BS182
FOSTEX GX100MA
KEF LS50
B&W CM1
ONKYO D-412EX
DALI MENTOR MENUET
PIEGA TS3
SONUS FABER TOY
DEFINITIVE TECHNOLOGY Mythos XTR-50
PIONEER S-81B-LR
ATC SMC7
B&W CM5
KEF R300
DYNAUDIO Excite X16
ELAC BS243BE
JBL 4312E
MONITOR AUDIO Gold GX50
ECLIPSE TD510MK2
LINN MAJIK 109
なかなか圧巻の特集で、PCオーディオを検討する人にも一読の価値があると思う。
ちなみに10万円は1本あたりの価格なので、ペア20万円までがターゲットだ。
PIEGA TS3といえども価格は真ん中あたりということになる。
同じ程度の金額では最もコストパフォーマンスが良さそうなのは、今年オーディオ各誌で絶賛されたKEFの50周年記念モデル、LS-50だ。
価格もほぼ同等なので、さすがにこれは気になった。
フットプリントはA4サイズで、結構大きい。
結局試聴せずにTS3に決めたのだが、LS50、今でも試聴はしてみたいと思っている。
他には、この記事を読んでMENTOR MENUETやCM1も試聴してみて、なかなか良いなと思った。
ただ、サイズを考えるとやはりPIEGA TS3は抜きん出た評価をせざるを得ない。
記事の総括として最後にいくつかの観点でベスト3の製品が掲載されていたが、その中にニアフィールド向きスピーカーベスト3も掲載されていた。
・1位 TEAC S-300NEO
・2位 PIEGA TS3
・3位 FOSTEX GX100MA
という順位だった。
S-300NEOは既に試聴済みで、候補から落ちている。
GX100MAはややサイズが大きいのと、展示品を見るとどうも筐体に傷がつきやすいらしい(木製だから仕方ないが)ことが気になり、試聴せずに候補外。
まあ本音を言えば、PIEGA TS3の印象が強すぎて、他の候補が霞んで見えるのだ。
というわけでこのAV REVIEW誌の特集は面白かったが、結果的にTS3が第一候補である状況は変わらなかった。
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