PCオーディオ用のアンプ、WestRiver WRP-α9/Aが到着

というわけで1ヶ月以上考えたあげく選んだ、PCオーディオ用アンプ「WestRiver WRP-α9/A」が届いた。

まずは、いつも使っているDragonflyScoche REALM OEの間に挟んで聴いてみる。
つまりアンプの入力にDragonflyを、出力にREALM OEを接続。

(以下、あくまで印象だけなので「と感じた」を補って読んでほしい。)

多分ほとんど変化しないのではないかと思っていたのだが、意外と変化があった。

低音の量感が少し上がり、音がほどけて拡がった。
較べるとDragonfly直結だと、音が押し固められていたように思う。
ヘッドホンなのに音が拡がったような気がするというのは、残響音に何らかの影響が出ているのかもしれない。

どちらが好みかというと難しく、Dragonfly直結の音もカッチリとまとまっている感じがするし、WRP-α9を通すとそれが少し拡がってくるので音の中に入っていく感じがする。

他には色づけらしきものは無いが、音というよりアンプのキャラクターがある。
エルサウンドのアンプは筋肉質な音だったが、較べるとWestRiverは骨格がしっかりした音。
骨太と言うのではなく、音の組み立てがより感じられるように思う。

(以上、オーディオ評論家風感想文終わり)

音以外のところでは、このアンプはチープである。
逆に言うと、ルックスから音質が良いように錯覚するということはまずないと思う。
それでも良い音に感じるのだから、中身のあるアンプと言えるかもしれない。

そのルックスだが、シャーシ(というかケース)は理科室の実験装置みたいな感じだ。
フロントパネルも上面も、押すと簡単にたわむ。
音を聴かなければ、4万円の製品には思えないだろう。

音量調節ダイヤルは、かろうじて入力切替よりは大きいが、普通の市販のアンプのどれよりも小さいのではないか。
電源スイッチも、今時見かけることも少なくなった、ただのトグルスイッチだ。

だが、実際の使い勝手となると、これが必要十分なのである。

デスクトップの手の届く場所に置くなら、この小さなダイヤルで何の問題もない。
むしろこれより大きくしてしまうと、もう少し高い位置に付けないと回しにくくなりそうだ。
電源スイッチも特に操作しづらいこともない。
むしろ、ヘッドホンを挿すのでさえ、本体が動かないように押えなければならない、この軽いアンプには、押すタイプのスイッチはアンプが動いてしまう可能性がある。

スピーカー端子も理科室の実験用電源の端子みたいで、太いケーブルは無理そうなのでちょっと残念。
中華デジアンよりは少しまし、という程度だ。

今のところ、音についてはヘッドホンで聴くには全く不満なしだ。
ついついボリウムを上げてしまうのだが、そうしても耳に不快なところが全くない。

スピーカーのほうは、アンプ以前にセッティングをこれから詰めなければならない。
週末は尽きてしまったので、来週になりそうだ。

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