NUNOMOというメーカーのQunというシンセサイザを中古で入手した。
えーこれ製品なの?開発ボードじゃないの?というルックスだが、KORGのNTS-1とかTeenage EngineeringのPocket Operatorシリーズとかの例もあるので、まあアリなんだろう。NTS-1は開発ボードという位置づけみたいだけど。
ちなみに今は代替わりして、qun mkIIが販売中だ。メーカーは米国西海岸にあるけど、たぶん日本人の方が1人で開発販売しているようだ。以下はmkIIの関連記事。
qunは基本的にはフルデジタルのモノラルシンセで、KORG NTS-1の3/4くらいのサイズのハードウェアに機能がびっしり詰め込まれている。
入っている機能は
・オシレータ×2
バーチャルアナログ(SAW、SQUARE、TRIANGLE、SINE)
ノイズ系(ホワイトノイズ、ピンクノイズ、S&H)
FM音源(4OP)
・フィルタ(LPF、BPF、HPF、ノッチフィルタ。2-pole/4-pole選択可)
・エンベロープ×3+1
普通のADSR EG×2
ADSRのパラメータを共有したEG×2、主にFM音源用
・LFO×1
・ミキサ
オシレータをミックスするほか、OSC1をOSC2でFM変調可
・エフェクタ
ディレイ、コーラス2種、フランジャー2種の中から1つ
・シーケンサ
8STEP、ただし「ステップ前半で発音」「ステップ後半で発音」を選択可
・LOOPER
シーケンサーと同期したMAX 30秒のルーパー
・外部音声入力
LINE INまたは内蔵マイクから録音可能
録音したデータを使ってグラニュラシンセシス可能
オシレータの波形として音声信号を選択することもできる
・外部同期
MIDI
BLE-MIDI
シリアルMIDI(2番目のUSBポートで対応。USB-MIDIではない)
Pocket OperatorとのSYNC(音声入力を使う)
いやあ、すごいね。
でもって、小さい画面にものすごく細かい字でメニューを詰め込んでいて、ほぼ見えない(笑)。
でも拡大してみると、小さいのにフォントやデザインにかなり凝っている。
で、MIDIキーボードつないですこしいじってみたが、詰め込まれている機能そのものは普通のシンセの機能なので、それほど迷うことはない。
まあメニューはちょっと使いにくいんだけど、MODEボタンを押しながらエンコーダを回すっていう方式でだいぶ楽にはなる。
以下のビデオはちょっと古いファームウェアだが、マニュアルを見るより分かりやすいかも。
今まで買った中では一番マニアックなシンセかな・・・。
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