NUNOMO Qun pocketシンセサイザ


NUNOMOというメーカーのQunというシンセサイザを中古で入手した。
えーこれ製品なの?開発ボードじゃないの?というルックスだが、KORGのNTS-1とかTeenage EngineeringのPocket Operatorシリーズとかの例もあるので、まあアリなんだろう。NTS-1は開発ボードという位置づけみたいだけど。

約1万円で買える高機能な“ポケット・シンセサイザー”、NUNOMO「QUN」がデビュー
毎年『The NAMM Show』が行われるアナハイムにほど近い、アメリカ西海岸アーバインのガレージ・メーカー、NUNOMO。主にギター用スタンプの開発/販売を行っているNUNOMOですが、先ごろ新機

ちなみに今は代替わりして、qun mkIIが販売中だ。メーカーは米国西海岸にあるけど、たぶん日本人の方が1人で開発販売しているようだ。以下はmkIIの関連記事。

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qunは基本的にはフルデジタルのモノラルシンセで、KORG NTS-1の3/4くらいのサイズのハードウェアに機能がびっしり詰め込まれている。
入っている機能は

・オシレータ×2
 バーチャルアナログ(SAW、SQUARE、TRIANGLE、SINE)
 ノイズ系(ホワイトノイズ、ピンクノイズ、S&H)
 FM音源(4OP)
・フィルタ(LPF、BPF、HPF、ノッチフィルタ。2-pole/4-pole選択可)
・エンベロープ×3+1
 普通のADSR EG×2
 ADSRのパラメータを共有したEG×2、主にFM音源用
・LFO×1

・ミキサ
 オシレータをミックスするほか、OSC1をOSC2でFM変調可
・エフェクタ
 ディレイ、コーラス2種、フランジャー2種の中から1つ

・シーケンサ
 8STEP、ただし「ステップ前半で発音」「ステップ後半で発音」を選択可
・LOOPER
 シーケンサーと同期したMAX 30秒のルーパー

・外部音声入力
 LINE INまたは内蔵マイクから録音可能
 録音したデータを使ってグラニュラシンセシス可能
 オシレータの波形として音声信号を選択することもできる

・外部同期
 MIDI
 BLE-MIDI
 シリアルMIDI(2番目のUSBポートで対応。USB-MIDIではない)
 Pocket OperatorとのSYNC(音声入力を使う)

いやあ、すごいね。

でもって、小さい画面にものすごく細かい字でメニューを詰め込んでいて、ほぼ見えない(笑)。
でも拡大してみると、小さいのにフォントやデザインにかなり凝っている。

で、MIDIキーボードつないですこしいじってみたが、詰め込まれている機能そのものは普通のシンセの機能なので、それほど迷うことはない。
まあメニューはちょっと使いにくいんだけど、MODEボタンを押しながらエンコーダを回すっていう方式でだいぶ楽にはなる。

以下のビデオはちょっと古いファームウェアだが、マニュアルを見るより分かりやすいかも。

今まで買った中では一番マニアックなシンセかな・・・。

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