ThinkPad E14 Gen 3を発注


2013年の末に購入した、マウスコンピュータのゲーミングノート「G-Tune i310」がいよいよ駄目になってきて、新しいノートPCを発注した。

i310の故障個所はディスプレイと本体のヒンジ部分。
数年前から、ガタが来ているなーとは思っていたのだが、いよいよ本格的に壊れてきて、その影響で電源の接触が悪くなって落ちてしまうようになった。
プラスチック筐体なのでそもそも貧弱な作りではある。8年半、まあよく持ちこたえたほうだと思う。

買い替えにあたっては

・英語キーボード(US配列、必須)
・15インチ未満の小型サイズ(15.6型はテンキー付きが多いがテンキー要らない)
・i310の性能の3倍(かつ同程度のコスパ)

を条件として考慮した。

まず、英語配列(US配列)のキーボード。
現状、ごく一部の機種を除いてはカスタマイズでの対応になる。カスタマイズ無しだと、30万円クラスの一部のゲーミングノートくらいしか現状選択肢が無い。あとはCHUWIなど中国メーカーで英語配列の製品が無くもないが、Celeronなど低価格帯がメインなので考慮から外した。
ここでもうメーカーが限られてくる。

・レノボは、ThinkPadシリーズで英語キーボードの選択が可能
・Dellは、XPS、Gシリーズで英語キーボードの選択が可能
・ASUSもゲーミングノートの一部で英語キーボード機種あり(ストア内で英語キーボードでフィルタできる)
・VAIOは、VAIO Zで英語キーボードが選べるけど高価
・パナソニックは「アジアモデル」で英語キーボードがあるけど性能の割に高価

こんなところ。

この中ではASUSのROG Zephyrus G14 AW SE GA401QECは、割引で149,800円となかなか魅力的に感じたが、残念ながら在庫切れ。

となると、結局価格面も含めて選択肢の豊富なThinkPadから選ぶことになる。DellはGシリーズは15.6型ディスプレイ、XPSは20万円超の高級シリーズだし、USBポートなど外部入出力が少ないのでパス。

次に「現行機種の性能の3倍」というルール。
現行機のi310がCore i7-3630QMで、CPUMark 5,130、ThreadMark 1,694。
この3倍、といってもThreadMark(=シングルコアでの性能)で3倍はさすがに無理なので、CPUMarkで3倍、15390以上のものということになる。
この条件に合致するメジャーどころのCPUをベンチマークのリストから探すと

CPU                            Core    CPUMark  ThreadMark
Core i7-10875H @ 2.30GHz	8	15,399	2,780
Core i7-11600H @ 2.90GHz	6	15,907	3,159
           Ryzen 7 5700U	8	16,038	2,612
Core i5-11400H @ 2.70GHz	6	16,041	3,065
Core i7-1260P           	4	16,741	3,143
           Ryzen 7 4800U	8	17,068	2,605
           Ryzen 5 5600H	6	17,184	2,977
Apple M1 Pro 8 Core 3200 MHz	8	17,393	3,801
Core i5-1240P           	4	18,187	3,321
           Ryzen 7 5825U	8	18,383	3,083

このあたりになる。

MacBook Proも本当は欲しいけど、今回は86系の後継機を探しているのでパス。
インテルとAMDでは、好みは個人的には無い。
でもCPU単体性能とコア数とで考えると、コア数重視かな。
ちなみに用途は開発や調査など。ゲームや動画編集はたぶんやらない。
なので、GPU性能は考慮対象外だ。

ということで、ThinkPadから条件に合う機種を探索する。
レノボのサイトではいろいろな条件で絞り込みができる。
以下の条件で候補を絞り込んだ。

・ディスプレイ:13.3型or14型
・16GB RAM
・512GB SSD

この条件で一番安かったのが「ThinkPad E14 Gen3 AMD:プレミアム」で、その次が「ThinkPad E14 Gen2:プレミアム(Pro OS選択可能)」というモデル。前者はRyzen、後者はインテルCPUで、ベースモデルは前者が10万ちょい、後者が12.5万。

前者で選択できる最速のCPUはRyzen7 5700Uで、3倍ルールを満たしている。
後者で選択できる最速のCPUはCore i7-1165G7 @ 2.80GHzで、これは

・4コア
10,537 CPUMark
・2,868ThreadMak

なので3倍ルールを満たさない。
Ryzen強し。といっても、i7-1165G7のほうが有利になる場合もあるので、このあたりは用途次第。
自分としては、上述のようにどちらかといえばコア数、並列処理のパワー重視なのでRyzenを採る。
なお、Ryzen7 5700Uが特に割引率が高いのは、今後はRyzen7 5825Uに移行していくからと思われる。

まあ、もう少し上のモデルだと第12世代Coreが強いんだけど、価格も高い。
1.5倍のお金を出せば1.5倍のスピードが手に入るという感じ。

というわけで、「ThinkPad E14 Gen3 AMD:プレミアム」に決定した。
カスタマイズは、ベースモデルに対して

・英語キーボード
・100% sRGB液晶

を付加。
液晶は、こちらのサイトを見ると結構違いがあるようだったので、どうせならということで良い画質のものを選択。

ThinkPad E14 Gen 3 (AMD)の実機レビュー - the比較
Ryzen 5000シリーズを搭載した、ThinkPad E14 Gen 3 (AMD)の実機レビュー。高い処理性能だけでなく、タイピングしやすいキーボードを搭載し、sRGB 100%クラスの液晶も選択可能。中でも、外でも使いやすくて、価格...

なお、上記を選択すると自動的にカメラは720p IRカメラになる。

割引幅は時間帯(夜間割引がある)やセール期間中だったりで若干異なるが、私の場合は103,598円だった。楽天リーベイツ経由で購入して、楽天ポイント1,554 ポイントが付いたから、実質102,044円。
G-Tune i310は89,800円で後からキーボードやRAM、SSDを足したが、それと比べても満足のいく水準だ。

一点だけ残念だったのはSDカードリーダが内蔵されていないところだが、これが付いているノートPCはもう少数派のようだ。
納期は3~4週間ということだが、届いたら再度レビューする予定。

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