久しぶりに、iPodではなくCD+アンプ+スピーカーで音楽を聴いた。
圧縮されたmp3+iPodで聴くのとでは、やはり歴然とした違いがある。
それぞれの音がクッキリと浮かび上がり、最終的に音楽のノリを全く変えてしまう。
これが本来の音だったんだなぁという感じ。
やはりたまにはCD+アンプ+スピーカーで聴くようにしなければ。
私のオーディオセットはこの15年ほど買い換えてないし、それほど高価なものではない。
スピーカーはONKYOのD-502A。アンプはサンスイのAU-α607XR。
CDプレーヤーに至ってはSONYのDISCMAN(D-303)で、20年くらい前の代物だ。
以前はDENONのDCD-1650を使っていたが、壊れてから買いなおしていないのだ。
でも、iPodや、並のヘッドホンではなかなかこのレベルにはたどり着けない。
これが、もはやオールドメディアであるCDを捨てられない理由でもある。
CDなんて、PCに取り込んでロスレス圧縮でファイルにしてしまえば、CD自体は
捨ててしまえばよさそうなものだ。
しかし、今それはやっぱりできない。
CDで使えるオーディオとPCで使えるオーディオは全然違うから。
CDは、良いCDプレーヤーを使えば良い音が出る。
(CDプレーヤーを侮ってはいけない。DVDレコーダなどもCDが再生できるのは
当たり前だが、正直言って我が家のDVDレコーダをアンプにつないでCDを
聴いたらひどい音質だった。DISCMANの相手ではない。)
一方、PCに取り込んだファイルは、なかなか良い再生環境が得られない。
もちろん、良いサウンドカードを挿して、良いアンプとスピーカーにつなげば良い音は出る。
だが、ワンルームマンションならともかく、リビングにスピーカーとアンプを置いて、
そこにPCを設置できるか? 小さな子供もそれを使えるか? と考えるとなかなか難しい。
曲を選ぶのにテレビ画面が必要だとしたらそれも辛い。
LAN経由でPC内のファイルを再生する機器も、ぽつぽつ出てきてはいるが、
もしそれらの機器の音質に満足できなかったらどうすればいいのか。
結局いろいろ考えると、今はまだCDというメディアにデータを載せておいたほうが、
良い音を聴く環境を手に入れやすいのだ。
理想的には、LAN経由の再生装置で、出力はS/PDIFにして音質は外付けのDACに頼る。
曲選びのできるLCDが本体かリモコンについている。
みたいなのがよい。
最近値下げされた、SONYのVGF-WA1は無線LAN対応した未来のラジカセという趣だけど、
あれのスピーカーやバッテリーを外して、チューナー部だけ独立させたようなのが欲しい。
WA1は、先進的な尖った製品だとは思うけれど、ポータブル機器としてはあと一息。
フラッシュも搭載するか、少なくともUSBメモリからの再生もできるようにすれば良かったと思う。
製品名 | VGF-WA1 | |
メーカー | ソニー | |
WxHxD (mm) | 380x135x116 | |
対応形式 | ATRAC3,ATRAC3plus, WAVE, MP3, AAC, WMA |
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参考価格 | 18,000【検索】 |
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