2025年、日経平均株価が5万円を突破した。
だが、これは日本の企業が成長したから、あるいは成長の兆しが見えてきたから、ではない。
インフレが、避けられない現実になったからだ。
インフレ下でも企業の業績は、良くなることも悪くなることもある。だが、売り上げも利益もインフレと同率以上で向上して初めて、その企業の業績は良くなっていると言える。逆に言うとインフレは数字上は企業業績に対する上げ底になる。
そして、株価ももちろん同じだ。株価は将来のインフレを織り込んでいく。
だから株価が上がって喜ぶのではなく、インフレや金利をはるかに超えた上昇を示して初めて喜んでよい。
逆に、上がってもインフレ未満であれば、実質的にはマイナスだ。
もちろん現金は、インフレ下では持っているだけでマイナス確定の資産と言える。
10月、政権は高市政権に代わったが、インフレ対策をするか? しないだろうし、できないだろう。
インフレの対策は金利を上げることだ。さすがにゼロ金利は続けられない。
しかし、金利を上げすぎれば、既に発行済みの大量の国債の利払いも膨らみ、借金の底なし沼に落ちてしまう。
むしろインフレそれ自体は、現金の価値が減るのと同じ理屈で、借金の重みを減らす。
だから、インフレは継続するが急激に進み過ぎないような、微妙な金利操作をしていくことになるだろう。
そんなことは市場から見透かされている。だから円安が進んでいる。

閑話休題。
自分の株式投資関連の2025年の状況と、2026年の方針をまとめておく。
今、自分は投資信託はほぼ100%、楽天VTIにしている。だが、米国のAI投資はバブルの状況を呈している。もちろん実際の企業業績につながる可能性もあるが、過剰な期待が剥げ落ちる可能性もまた高まっている。

2025年の米国株は、4月の関税ショックはあったがその後値を戻し、最終的には年末は昨年よりも高値になっている。
下図は確定拠出年金の状況だが、2024年の異常な成長が、2025年も継続している。これが2026年も続くのか?続くかもしれないし、逆回転がどこかで始まるかもしれない。そんな状況だ。

なので、少し買ってあったNASDAQ-100はボラティリティが高いと感じたので全株売却し、2026年は非米国株を買っていくことにした。
具体的には、楽天VXUS。これは「いわゆるオルカン、ただし米国を除く」というものだ。今ほぼ100%米国株なので、少しそれ以外も買っておきたい。
それと、TOPIX連動でeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)。為替やインフレの影響を考慮して、日本株も少し買っておくことにした。
今まで楽天VTIを積み立てていたが、同額をこの2つに切り替える。比率的には、VXUSを2に対してTOPIXを1。VXUSの中にも日本株は14~15%ほど含まれているので、それよりももう少し日本株の比率を高めた感じになる。
確定拠出年金はもともと100%全世界インデックスなので、こちらはそのまま継続。会社の制度が変わって、2025年から少し積立額を増やせるようになったので、わずかだが最大限度まで増やしている。
目標としては、米国株の比率を80%くらいまで下げようと思っている。最近の米国の状況、つまりAI関連銘柄の独歩高、しかも循環取引だろうという指摘もされている、と言うことを考えると、米国株の指数に自分の株式資産が完全連動するのも、ちょっと居心地が悪い。
2025年は、ゴールドが急激に上昇した。これは通貨ー特にドルを、皆が欲しがらなくなっているということだ。

金はそれ自体、何かを生み出すわけではないのだが、基準値としては持っていた方が良い気がして、金価格連動のETFを1株だけ購入した。
あとは、個別株ではメルカリは売却した。若干の利益は出た。
手放した理由だが、メルカリのビジネスが、個人間の不用品の健全な流通ではなく、不良品・偽物・盗品などを売り逃げる不健全な流通にも用いられているらしい、ということへの懸念がある。
早く言えば、自分はまだメルカリを使ってはいるが、出品されている品々を以前ほど素直には見ることができなくなった。
他に個別株では、米国のエバースピン・テクノロジーというベンチャーの株を7.5ドル×100株購入した。これはMRAMの会社。花開くのは10年後だろう。
あと、監査法人から監査してもらえなくて株価が急落したニデック(旧・日本電産)を200株ほど買ってみた。
亡父は永森さんのファンで、日本電産の株を持っていた。亡くなった後で売却したけれど、当時の株価は9000円近かったのではないかな。そのあと2:1で株式分割があったが、現状はそこからさらに半額以下になってしまっている。
これから10年はAIとロボットの時代。モーターの需要は増えていく方向だと思うので頑張ってほしい。


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