待っていた値下がりが来たかも

株価の下落が話題になっている。

半年ほど前に、確定拠出年金が掛け金の倍になったという話を書いた。

直近1年の株価の値上がりはすごい
会社の確定拠出年金制度が、確か10年ちょっと前に導入されて、それ以来毎月27000円を「みずほ信託外株インデックスS」というのに積み立てている。その運用益(含み益)が積立総額を超えた。つまり、積立額の2倍の資産価値になっている。上のグラフの...

その時のグラフがこれ。青が掛け金、赤が運用益。

そのとき、「このあとまた20%くらい下げても何の不思議もない。そもそも外国株なので、このうち半分くらいは純粋には運用益というより円安による為替差益」とも書いた。

あれから半年。今、株価の下げが話題になっているが、今の現状がこれ。

このグラフは時間軸をあえて長めに取ったが、見りゃ分かる通り、直近が上げすぎ。その背景に大幅な円安があった。

そして今回の株価下落だが、その背景に日銀の利上げによる円高の進行がある。この利上げだが、そもそも急速な円安を止めることが目的だろうと言う見方がある。

アベノミクスを清算して企業の新陳代謝を進めるとき
株式市場は、日銀の利上げを受けて大荒れだった。これはある程度、予想できたことで、日経平均株価も今年3月ぐらいの水準に戻っただけだ。植田総裁も、この程度の反応は織り込みずみだろう。それより大事なことは、これが彼のアベノミクス卒業宣言だというこ
金利が上がった… : 外から見る日本、見られる日本人
日銀がようやく利上げしました。上げ幅0.25%。私は市場に忖度して0.10%ぐらいの軽いジャブを入れる可能性も考えていましたが、植田総裁の記者会見からの発言はタカ派的な感じも見受けられました。様々な報道がなされているのですが、今回の重要な政...

だけど、円が140円あたりまでの水準に戻ったとして、国際競争力が戻るだろうか。それはかなり懐疑的だ。

なぜなら人口減少・高齢化の問題、雇用慣行の問題、それに伴いDX化や効率化が進まない問題、破壊的イノベーションが好まれない問題、などは変わらないから。

だから、いったん為替が円高方向に是正されたとしても、長期的には競争力が戻らないまま、ゆっくりと円安に向かっていくだろう。

とすると、この一時的な円高+株価下落が今後1~2か月続いていくなら、ここ数年待っていた買い場がついに来たのかなと思う。

とはいえ、日本株はたぶん買わないけど。買うなら半導体関連だけかな。

メインは米国株投資信託にするだろう。幸い手元の現金はそれなりにある。
最長で1年くらいかけて、また円安が始まる前にドルに半分以上移していきたい。

下は楽天VTIの値動き。自分が買い始めたのはちょうど4年前で、あのころから見たら倍になってしまっている。まあ、大統領選挙の決着が着くまで、夏の間くらい下げ続けても不思議は無いかなという感じだ。

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