SA702iは、デザインはあまり評価されていない。
実際、自分でもデザインに惹かれて買ったわけではない。
というよりむしろ買う前は、「デザインはいまひとつ」という印象を持っていた。
しかし、ずっと持ち歩いてみると、カラーリングや質感はともかく、
カタチ、造形としてはなかなかいいのではないかと思い始めている。
凹凸の少ないスッキリした、見た目には愛想がないというか、
地味目なデザインだ。
しかし、持ってみると手に馴染むのである。
縁がほどよく面取りされているので、手のひらに当たるところなく収まってくれる。
河原の、すべすべした石ころみたいな感じがちょっとある。
もちろん、手に持った軽さは、木かプラスチックのそれなのだけれど。
ニュース記事などを読み返してみると、こんな記述が目に止まった。
人間の手のひらの形を意識したというデザインは、ボディ正面から見てヒンジ側が幅広く、先端部に向かって絞り込んだもの。充電コネクタ側から見た断面も角を落として丸みを持たせており、手になじむ形になっている。説明員は、端末のホールド感について「手に吸い付くようなフォルム」と表現していた。
ITmedia +D モバイル:写真で解説する「SA702i」
そう、まさに吸い付くような感じ。
カラーリングはスポーツウェアをイメージしたということだが、
むしろ石とか木とか、ナチュラルなカラーリングをイメージしたほうが、
異色の存在になれたかもしれない。
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