ネックスピーカー(サンワサプライ 400-SP090)を買ってみた

ネックスピーカーというものには、以前からちょっと興味を持っていた。主に家の中で家事などをしている際に、ちょっとポッドキャストなんかを聴くのにいいかなと。

もちろんイヤホンやポータブルスピーカーも使えなくはないのだが、動き回るときにポータブルスピーカーは今一つ。イヤホンは最近流行りのイヤーカフ型のものが気になっているが、装着するのが若干面倒だったりする。

一方、ネックスピーカーは概して価格がちょっと高めなのが、やや手を出しにくい理由。ボリュームゾーンの価格帯は国内メーカーは10000円くらいからだ。

Amazonに出品されている中国製だと3000円程度のものが多いが、玉石混交だし、Amazonのレビューはもはやまるでアテにならないのはよく分かっているので、博打感が強い。

ちなみにAmazonの中国メーカー製品のレビューは、必ず「レビューをすべて見る」をクリックして、次にレビューの並び順を「新しい順」にする。これで最初の方に出てくるレビューに★や★★が散見されるようなら、その製品はアウトだ。

今回買ったものはサンワサプライの製品で、別の買い物のついでに、たまたま見かけたもの。価格コムを見ても評判は悪くなさそうだし、ちょうど1000円オフになるクーポンもあったので、ものは試しと購入してみた。価格は6980円⇒5980円。まあこの値段なら、Bluetoothイヤホンと大した違いはない。

まず、例によってスピーカーとしての周波数特性を簡易的に(WAVファイル再生+Yeti Blueで録音+WaveSpectra使用)測定してみた。結果は下図のような感じで、150Hz以下はガクンと落ちている。聴感上も、低音は出ていないなーという印象。高域もあまり伸びていない。

なので、音楽を聴くのはちょっと苦しいが、ポッドキャストのようなトークものは全然問題ない。

面白いのは、耳元でもなく前方でもなく、自分の中に音が定位しているような独特のステレオ感。これがどんなコンテンツに合うのかよく分からないが・・・。ポッドキャスト以外に、本の読み上げ(AmazonのAudibleとか)に使う人もいるようだ。

おそらくこの独特のステレオ感は、低音が出るような高音質のネックスピーカーでも変わらないだろう。とすると、そもそも音楽を聴くのはちょっと用途が違うような気もする。そもそも作り手が想定した定位感とはだいぶ異なるからだ。

ゲームのような没入感主体の用途なら向いているかもしれないと思ったが、音に迫力がないので、ゲームを選ぶのは否めない。

結局、現時点で一番向いているなと思ったのは、スマホでInstagramやYouTubeショート動画などをダラダラ見る使い方。スマホのスピーカーで聴くより確実に音が良いし、動画ダラ見のためにわざわざイヤホンをする人は居ないだろうから、ネックスピーカーがちょうど良い感じだ。

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