DTM系は脱DAWにしたのは先日書いたとおり(もはやDTMとは呼べないか)。
ただ、自動演奏が要らないかというとそういうわけではなくて、シンセをいじる際にちょっとしたバッキングを鳴らしたい。
リズムマシンはVolca Beatsで間に合うのだが、ベースやコードとなるとPCレスで使えるのはキーボード内蔵のシーケンサーか、KORG SQ-1ということになる。
正直、今使っているKS-32のシーケンサーは外部機器をコントロールするにはちょっと面倒だ。
SQ1は簡単に使えるが、ループが短いのがちょっと残念だし、そもそも単音しか鳴らせない。
MTRも考えてみたが、大きいし、ミキサーと入れ替えなければならなくなるので避けたい。
と思っていろいろ調べてみたら、自分の目的にはルーパーのほうが合っている気がしたので、BOSSのルーパー「RC1」を買ってみた。
ルーパーというのは、録音/オーバーダブに特化したサンプラー、とでも言えばいいだろうか。
ギターのエフェクターのように足で踏むペダルで、一度踏むと録音、もう一度踏むと録音したものが再生され(つつ、オーバーダブもされ)るというもの。
実際に使っている様子を見るほうが早いが、以下の記事にいろいろな使用例が載っている。
Loop Stationの革新性が見過ごされている件について | 是なまがつお
ギター系で使う人が多いが、もちろんシンセサイザーでも使える。
録音時間を拍で決められないのでタイミングが難しいが、最初にリズムトラックの録音さえうまくいけば、後はベースを重ね、コードを重ね、という感じで簡単にループが作れる。
今回買ったRC-1は、録音できるのは1トラックだけ、ステレオ入力・ステレオ出力、Undo可能、というもの。
シンプルだが、ループのどのあたりを演奏しているのか、再生中なのかオーバーダブ中なのか、が一目でわかるようになっていて非常に使いやすい。
値段はサウンドハウスで10500円+税で11340円。
使い方は、
・ペダルを踏むたびに再生とオーバーダブが切り替わる。
・1秒以内に連続2回踏むとストップ。
・2秒以上長押しで、再生中→録音のUndo/停止中→全消去。
電源スイッチはOUTPUT側のプラグが兼ねていて、プラグを挿すと電源ON。
電池は9V(006P)が使えるが、電池消費はかなり激しいらしいのでZOOMのACアダプタ「AD-16」も買った。小さいのでお勧め。
RC1は手で押すにはスプリングが強いので、外付けペダルを買うかどうか思案中。
外付けペダルは2ペダルのものが使えて、長押しが不要になりUndoなどがよりやりやすくなるらしい。
【BARKS編集部レビュー】BOSS「RC-1」はシンプルながらツボをおさえ、視認性抜群のインジケーターで快適操作できる実戦的仕様のルーバー | BOSS | BARKS音楽ニュース
これで、モノラルシンセでも簡単に重ね録りができるようになった。
要は、Kaossilatorみたいな使い方が普通のシンセでできるようになったわけで、作品制作ではなく鳴らして楽しむだけ、という自分のような使い方にはうってつけだと思う。
コメント