パノラマ写真用語で「ノーダル・ポイント(節点)」というものがある。
カメラを回転させるとき、ノーダルポイントを中心に回転すると
視差が出ない。
視差を無くすと、パノラマのつながりが滑らかになる。
この原理は、こちらのページの図が分かりやすい。
パノラマ撮影用の雲台:Nodal Ninja 3 MKII – 播磨の山々 – Yahoo!ブログ
カメラの光学系によって、ノーダルポイントの場所は異なる。
ノーダルポイントの求め方は、こちらのページが詳しい。
要するに、視差が出やすい状況を用意して、視差が出るかどうかで探すわけだ。
実際にやってみたところ、DSC-HX1のノーダルポイントは、図のように
電源を入れると繰り出してくる鏡筒部分の半分あたりのようだ。
ノーダルポイントを中心に回転したパノラマと、そうでないパノラマの違いはこちらで一目瞭然。
DSC-HX1のスイングパノラマに深く感心する話-panoramaheadのブログ
しかし、手持ちでノーダルポイントを中心に回転するのは難しい。
なるべくノーダルポイントに近いところで回そうとするのだが、そうするとカメラを固定位置にして
自分が回転しなければならない。
それで、三脚と一緒に使えるようなパノラマ撮影専用の雲台が出ている。
Nordal Ninjaとか、Novoflexのパノラマプレート(近代インターナショナルから売られている)などだ。
他にこんなのも。
また、縦パノラマ専用の機材もある。
GigaPan Epic – パノラマラボ – livedoor Wiki(ウィキ)
しかし、いずれにしてもなかなか高価で、2〜3万はかかってしまう。
要はDSC-HX1ががノーダルポイントを中心に回転すればいいので、
自作できないか?と調べてみると、こんなのがあった。
Worth1000.com | Photoshop Contests | Are you Worthy? | tutorial
木で作った簡易型のパノラマ雲台。
もっと簡単なのは、こちら。
CDケースの部品にクイックシューを取り付けるだけ。
制作費も1400円くらいらしい!
CDケースは、たぶんCD-R 50枚入りとかを買うときのスピンドルケース
みたいなのではないかと思う。
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