
今回購入したトイレンズは、もともとは監視カメラ用のレンズらしい。
トイレンズというより、写真撮影用ではないレンズを流用している感じ。
従って、用途が異なるのであり、造りがいい加減というわけではないようだ。
箱にはCCTVとあるが、CCTVとは「Closed-circuit Television」、つまり
インターホンのように、外部とは繋がっていないTVカメラということのようだ。
また、レンズ本体にはIRと表記があるが、これは赤外線対応という意味で、
赤外線のみで撮影してもピンボケしない設計であるらしい。
MPという表記もあるが、これはメガピクセル対応、つまり100万画素クラスの
センサを使った監視カメラ用ということで、解像度は高いらしい。

絞り羽根は3枚。
トイカメラは2枚のものも多いから、まあマシなほうだろう。
絞りリングを回すとフォーカスも変わってしまう構造になっており、絞りだけを
変えるにはレンズ先端部を押さえて絞りリングを回さねばならない。
一方でフォーカスを合わせようとしたときに絞りリングが先に回ってしまい、
ピントあわせをしていたらいつのまにかすごく絞られていた、なんてことも
日常茶飯事。

もともと、カメラ設置時に一度だけ絞りとフォーカスを調整しておくような
想定で設計されているのだろう。
写真撮影に使おうとすると、なかなか難儀なレンズである。
ただ、メガピクセル用だからなのか? 写りはなかなか良いが。

E-PL2 + CCTV Lens 25mm F1.2
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