Ryzen 9 5900XTを購入

先日、PC環境もろもろのアップデートの計画を書いた。その中で、優先度的には最後になっていたのがデスクトップPCのアップデートだ。

この計画の中で考えていた4Kディスプレイ・MacBook・iPadについては既に更改が終わったので、いよいよデスクトップPCに更改の順番が回ってきた。

PC環境のアップデート計画
(画像は東証株価指数(TOPIX))年初にこう書いた。2025年、日経平均株価が5万円を突破した。だが、これは日本の企業が成長したから、あるいは成長の兆しが見えてきたから、ではない。インフレが、避けられない現実になったからだ。実際、今、じわ...

今、RAMその他が高騰しており、PCを新調するのは非常にタイミングが悪い。上の記事を書いた時点では、現状のDDR4 RAMを活かして、CPUをRyzen 5 3600から第14世代Core i7、マザーボードも対応するものに交換、というプランを検討していた。

しかし、14世代Coreは高負荷時の発熱がすごいという評判だし、費用も8万円くらいかかりそう、ということでこの案には踏み切れず、さらに検討した結果、CPUだけRyzen 9 5900XTに交換することにした。これなら費用は6万円くらい(CPUクーラー込み)で、性能も第14世代Core i7に匹敵する。

AMD Ryzen 9 5900XT Benchmark
Performance and price comparison graphs for AMD Ryzen 9 5900XT
Intel Core i7-14700F Benchmark
Performance and price comparison graphs for Intel Core i7-14700F

シングルスレッド性能ではRyzenが見劣りするが、16コア32スレッドなのでマルチスレッドのベンチマークでは若干優る。ゲーム用ではないので、自分としてはシングルスレッド性能よりはマルチスレッド性能の方を重視する。費用対効果も考えれば、あえてリスクを取ってインテルに乗り換える必要はないかな、と割り切った。

Ryzen 5 3600のベンチスコアはシングルスレッド2558、マルチスレッド17661なので、自分の中の基準である「現行のマシンの3倍の性能」は7674、52983となり、i7-14700Fにしろ5900XTにしろ、基準にちょっと満たない2.5倍弱の性能なのだが、見切り発車で今更改することにしたのは

・あと2、3年待ったとしてどうなるか? その時にはマザーボードとRAMも全交換するしかなくなっているかもしれない
・正直、現在の性能でもそれほど困っているわけではない状況で、3倍という数字を追う必要はそれほど無い
・となると、今、将来の不確かさへ対策することを性能・コスパよりも重視したほうが良いのでは

と考えたからだ。

ちなみに、Ryzen 9 5900XTはビックカメラで55,480円で購入。楽天ビックのページから店舗受け取りで購入したので、店舗価格よりも安いネット価格で店舗ポイントの10%が付き、普通にネットで買うよりもポイントが多くもらえる。支払いも楽天カードで1%ポイントがつくので、合計11%のポイントで実質5万円以下となった。

CPUクーラーは付属せず、別に購入する必要がある。Ryzen 9 5900XTのTDPは105W。Ryzen 5 3600の65Wからは大分増える。

水冷もちらっと考えたが、今回は評判の良さそうなID-COOLING FROZN A620 PRO SEを購入した。値段はAmazonプライムセールで3,698円だった。

【鉄板&旬パーツ】PC自作の構成&組み立てのプロが認めた! 鉄板空冷CPUクーラーがコレ - 週刊アスキー
実売価格4980円の手ごろな価格ながら、デュアルファンとツインタワー型ヒートシンクを備えている中国ID-COOLINGの「FROZN A620 PRO SE」。その性能を見ていこう。

ちなみに、箱から出したばかりの状態だが少し内側に歪んでいた。まあこの程度なら全く実害は無いので気にしないが、こちらのビデオでも同じような話が出ていたので、梱包か何かで問題があるのかもしれない。

交換作業としては、まずマザーボードを5900XTに対応させるため、BIOSをアップデート。この際、bitlockerを使っている場合はキーのバックアップが必要だ。BIOSを更新するとTPMの機能がアップデートされるので、bitlockerで暗号化されたストレージを読むにはキーが必要になる。自分の場合は、bitlockerは無効化しているのでスルーできた。

自分のマザーボードでは、BIOSの最新版はベータ版だったので、その1つ前のver.4622をインストールした。この作業はUSBメモリにファームウェアをコピーし、BIOSからASUSのEZ Flashユーティリティを使って行う。

アップデート後、正常に起動できることを確認してシャットダウンし、CPU交換作業に入る。

元のリテールクーラーを取り外し、CPUも取り外し、新しいCPUを付けて、マザーボードにファン固定用の金具を取り付けて、CPUにグリスを付けてからファンを装着。作業はまあまあスムーズに進んだ。自分のPCケースはそれほど幅が無いのだが(クーラー高さ最大170mm)、このクーラーは高さ157mmで、何とか入った。

実際に動かしてみると、Ryzen 5 3600+リテールクーラーの時よりは若干、ファンの音が聞こえるように思うが、うるさいということは無かった。CPU温度は71~2度で、全く問題なし。

というわけで32スレッド動作の強力なPCが完成。これで2030年まで生き延びてくれるとありがたいが、電源やマザーボードのほうが先に寿命が来てしまうかもしれない。

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